スカイツリー最頂部の中にあるすごい秘密とは!?

東京ウォーカー(全国版)

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5月22日(火)にグランドオープンする東京スカイツリーは、昨年3月に頂上の634m地点に到達。一番上にあるのは、展望台の上に伸びる細長い部分・ゲイン塔(アンテナ用鉄塔)だ。そこには何と人が入れるほどの小部屋が存在しているというが、さらにすごい秘密が隠されているとか。中にあるのはいったい!?

ゲイン塔はタワー建設の主目的、地上デジタル放送のアンテナが付いた重要な部分だ。この中の小部屋に“あるもの”を設計したのは、三菱重工鉄構エンジニアリングの久保充司さん。「これまで経験した最高地点は492m。不測の事態に備えて何パターンものケースを実験しました」と語る久保さん。中に入っているものは、何と65t(!)もある“おもり”なのだという。このおもりを“TMD”(周期を調整するおもりという意味のTuned Mass Damperの略)」という。

東京タワーよりも狭い敷地に立っていることで有名なスカイツリーだが、計算すると、最高地点にはゾウにたとえると約10頭分もの加重がかかっているという。そんなに重いものが乗っていて大丈夫なのだろうか?

久保さんは「実はゲイン塔のような細長い鉄塔は、突風より日常の風が大きな揺れを引き起こすケースが多いのです。そのため、これだけの重さのTMDがあることで、常にバランスを保ち続けることができるんです」と教えてくれた。TMDは細長いゲイン塔を支えるには欠かせない仕組みで、100年先まで想定したハイレベルな技術なのだとか。データ解析などを行い、約1年半かけて設計したうえに、1年に1度は検査をするなど、メンテナンスも定期的に行われるというから安心だ。そんなすごい頂上をじっくり見上げてみよう!【東京ウォーカー】

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