目指すは県勢連覇！“地元CMコンペ”でスリムクラブ真栄田が優勝宣言

「JIMOT CM COMPETITION」の沖縄県CM制作発表が2月28日に沖縄・西原町の琉球大学で行われ、CMに出演する地元芸人のスリムクラブ・真栄田賢と発案者の比嘉桃子さんが出席。主役を務める相方・内間政成が寝坊のためにまさかの会見不参加というハプニング中、“主役不在”の爆笑会見を繰り広げた。

「JIMOT CM COMPETITION」は、“地元愛”を感じさせるCMアイデアを全国から募集し、そのアイデアを基に地域出身の芸人を起用して、地元の魅力を伝えるCMを制作するプロジェクト。昨年11月から募集を始め、900件の応募の中から10作品が選抜された。沖縄県代表は、大学でマスコミ学を専攻する那覇市在住の比嘉桃子さんのアイデアを基に、スリムクラブを主役に抜てきしたCMが制作される。

卒業論文に行き詰ったことが応募のきっかけだったという比嘉さんは、「もう論文を書くのがイヤでいろんなホームページを見ていたらたまたま『沖縄国際映画祭』のCMコンペティションを発見しまして。元々CMを作るのは好きだったんですが、応募してみたらたまたま良いお返事を頂いて、トントン拍子に進んでしまったという感じです」と、自身のアイデアが選ばれたことにまだ実感がないという様子。

一方、CMに出演するスリムクラブ・真栄田は「まず、内間が遅刻してすみませんでした！」と謝罪して笑いを取ると、「台本を見させてもらったんですが、沖縄の温かみが伝わる内容でした。内間をフィーチャーしてもらって、内間が進化していくという、今の僕らに求められている内容だったので、僕らのことをよく考えてくれているなあと(笑)。前回、第1回でガレッジセールの川田さん(沖縄県代表CM)が優勝しているので、沖縄県勢で2連覇したいと思っております！」と、相方不在の中、意気込みを語った。

数ある沖縄芸人の中で代表に選ばれたことについては、「使って頂いて本当に嬉しいです。沖縄の良さを僕らなりに伝えられたらと思いますけど、1人は声が変だし、1人は遅刻して来ない(笑)。そんな中ですが、頑張って良いCMにして、沖縄をアピールしたいと思います」と、恐縮しきりだった。

その後の質疑応答では、CM内容について「沖縄でネタがスベって落ち込んでいる内間をイメージしました。すみません…」とコメントする比嘉さんに、「いえいえ、よくあります！」と、真栄田が爆笑する一幕も。また、「(落ち込んだ内間が)沖縄で元気になって、解放的になって、内間解放！みたいな。内間さんがどんどんパワーアップしていきます！」(比嘉さん)、「内間が砂に埋まるシーンもあります(笑)」(真栄田)と、それぞれが見どころ話す中、「(内間は)地元でもスベるってことですね…」と真栄田がつぶやき、記者たちの笑いを誘った。

賞金の話題では、「あんまり考えてないんですけど、家具…買おうかな(笑)。お金より自分のCMが全国に流れるのが夢なのでそうなったら本当に嬉しいです！」と、笑顔を見せた比嘉さん。しかし、「じゃあ賞金は僕らが…」と割り込んできた真栄田には、すかさず「イヤです！」とツッコミを入れるなど、息ピッタリの様子で笑いの絶えない会見となった。

同CMは、3月19日(月)22時から「沖縄国際映画祭」のオフィシャルサイトでオンエア。WEB投票を行い、3月25日(日)に「沖縄国際映画祭」のステージでグランプリが発表される。【東京ウォーカー】