地域発信型映画『ユキモノガタリ』、森カンナが語った北海道・沼田町の魅力

東京ウォーカー(全国版)

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3月24日~31日に沖縄県宜野湾市で開催された「第4回沖縄国際映画祭」。日本各地の地域の魅力を映画で発信する地域発信型プロジェクトが昨年に続いて上映された。今年出品されたのは5つの地域の作品。北海道・沼田町で撮影された『ユキモノガタリ』で、主人公の北村美羽役を演じた森カンナに同作の魅力について聞いた。

物語の舞台は、冬には1m以上の積雪がある豪雪地帯の北海道・沼田町。撮影はマイナス20度の極寒の中、3日間というハードスケジュールで行われた。出演する今年1月公開の『しあわせのパン』も北海道ロケだった森は「北海道になにか縁があるんですかね(笑)。しかも『しあわせのパン』では、沖縄旅行に行けなくて傷心旅行で北海道に行くっていうストーリー。この(映画祭の)お話をいただいた時には、こんな形で沖縄に来れるなんてってビックリしました」と驚いた様子だ。

実在の有志団体“ゆきものがかり”をテーマに描いたこの作品。“ゆきものがかり”の方々との撮影について、北海道出身ではない森は、「最初はとてもプレッシャーで不安だったんですが、町の人たちはガツガツ“土足”で(自分の心に)入ってきてくれて。普通はあまり寄って来ないじゃないですか。なのにどんどん話しかけてくれたので、おかげで1日も経ったら、みんなで夕食に行ったり、お酒を飲みに行ったり。きわどい質問攻めにされたりもしましたね(笑)。距離を持たれるより全然うれしかったです」と、笑顔で答えた。

“地域発信型”の本作は、地域性やその土地の人柄を表現し、地域の人たちとともに作るというコンセプトが特徴。森にとっての“ふるさと”は、「プロフィールにある出身の“富山”は、実は2歳までしかいないんです。その後、大阪、京都に住んで、中2の時に東京に来ました。なので“ふるさと”といえば、どちらかというと大阪です」。そんなふるさと、大阪の魅力は「“人”ですかね。大阪の人のガツガツくる感じです。東京だと人との距離が遠いけど、大阪だと近い。ご飯を食べていても普通に話しかけてくるし」と楽しげに話した。

もちろん、機会があれば、大阪を舞台にした地域発信型映画を作ってみたいという森。「やりたいですね~。すごく良い企画だと思います。地域のアピールもできて、映画にも出てってなかなかないじゃないですか。沼田町のみなさんは“一生の思い出になった!”っておっしゃっていました」と目を輝かせた。

最後に「初めは、沼田町のPRだけだと思っていたんです。でも演じていく中で、主人公の気持ちの移り変わりが手に取るように分かって…自分自身の考えも変わっていきました。そして撮影を通して、沼田町の人たちがなんにでも楽しんで取り組んで生活している姿に、もう少し力抜いていいんだ。頑張らなくてもいいんだ。そういう気持ちにさせてくれる映画だと思います」と作品の魅力を語った。【東京ウォーカー】

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