上野&六本木で大フィーバー!“エジプト展”の魅力

東京ウォーカー

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東京が“エジプト”ブームに沸いている。上野の「ツタンカーメン展」と六本木の「大英博物館 古代エジプト展」が同時期に開催され、いずれも多くの来場者で盛り上がっているのだ。この夏の東京のアートシーンを牽引する“2大エジプト展”の魅力を紹介しよう。

まずは上野の森美術館にて開催されている「ツタンカーメン展」。12月9日(日)まで開催中の同展覧会は、先に開催された大阪では会期中に93万人が来場した行列必至のイベントだ。東京でも初日となる8月4日には、開場前に500人を越える行列ができ、開場時間を早める措置が取られた。また、公式HPで会場の様子をつぶやく“イマつぶ”サービスでも、8月13日は15時前後に当日券販売の終了が告げられるなど、ますますの盛り上がりが見て取れる。

それもそのはず、この展覧会、東京での開催は47年ぶりとなるのだが、前回1965年には今なお日本美術展史上・最多入場数となる約295万人の来場者数(東京、京都、福岡を合わせた総入場者数)を記録している、まさしく“黄金の展覧会”なのだ。

もちろん内容もゴージャス。元エジプト考古大臣のザヒ・ハワス博士監修のもと、「ツタンカーメンの黄金のカノポス」(ツタンカーメンの内蔵が保管されていた器)をはじめ、ツタンカーメンのミイラが身にまとっていた黄金の襟飾りや短剣など、日本未公開の展示品を含む122点の遺物や最新の研究結果を惜しげもなく公開。3300年前に存在した古代エジプトの少年王・ツタンカーメンのなぞに迫っている。長さ2m以上の黄金の棺など美術品としても優れた展示物が多く、行列覚悟で“一見の価値アリ”だろう。

次に六本木。こちらは森アーツセンターギャラリーにて9月17日(祝)まで「大英博物館 古代エジプト展」が開催中なのだが、こちらも8月8日(水)に来場者数が10万人を超える人気ぶりとなっている。

同展の見どころは、大英博物館の所蔵品約180点によってひも解かれる、古代エジプトの人々が信じた「死後の世界」。来世への旅路に役立つようにと作られたさまざまな「死者の書」など、貴重な遺物が公開されている。

この「死者の書」は、死者が来世へたどり着けるように作られたいわゆる“ガイドブック”。なんと約37m(!)もある世界最長の死者の書「グリーンフィー ルド・パピルス」などを通じて、古代エジプトの人々の想像していた“死後の世界”について学ぶことができるのが、同展の魅力だろう。

骨太な内容で東京に“エジプトブーム”を巻き起こしている2大展覧会。この夏は東京で3300年前の古代エジプトミステリーに触れてみてはいかがだろう。【東京ウォーカー】

◆エジプト考古学博物館所蔵「ツタンカーメン展」~黄金の秘宝と少年王の真実~
住所:台東区上野公園1-2 上野の森美術館
開館時間:10:00~18:00(最終入場17:00)
休館日:なし
料金:一般2700円、土日祝3000円ほか
交通:JR上野駅公園口より徒歩3分
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)


◆大英博物館 古代エジプト展 Journey through the Afterlife: Ancient Egyptian Book of the Dead
住所:港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー52F 森アーツセンターギャラリー
開館時間:10:00~22:00※金曜日はナイトミュージアム22:15~23:30も実施(最終入館は閉館の各30分前)
休館日:なし
料金:一般1500円ほか
交通:東京メトロ 六本木駅1C出口直結
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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