劇団鹿殺し、再演リクエスト1位の音楽劇がリメイクでついに上演!
東京ウォーカー(全国版)
09年夏、3週間ロングランで上演された劇団鹿殺しの代表作「赤とうがらし帝国」。観客再演リクエストNo.1の作品のエッセンスを生かし、「BONE SONGS」にタイトルを改め帰ってきた。座長であり、本作品の演出を担当しつつ主演でもある座長・菜月チョビに熱い思いを語ってもらった。
「見どころは“劇団鹿殺しの”音楽劇たるゆえんのライブパフォーマンスシーンです。路上パフォーマンスから始まった劇団鹿殺しならではのオリジナル楽曲に俳優による管楽器隊が加わり、ロックだけどぬくもりのあるライブパフォーマンスが満載です。音楽が好きな方にもぜひ体験してほしいですね。もうひとつは旗揚げ13年目になる劇団鹿殺しメンバーの等身大の“生き様”も観ていただきたいです。不器用な生き方がそのままストーリーに反映されていて、同世代やそれ以上の日々を戦う人の心にはジーンと響き、元気が出るようなものになっていると思います」。
「赤とうがらし帝国」のリメイクについては、管楽器隊の導入と、キャスト増員により、細かなところまで世界が広がった本作。松村武と森貞文則らプロレス愛豊かなゲストが参入したことで、より「プロレス」な生き様を描けているという。売れないマスクマンプロレスラーの役の松村同様、“鹿”初参加は姜暢雄。「お二人とも作品をとてもよく理解して作品作りに全力でかかわってくれたので、稽古場はとても助かりました。こういう方々と一緒でないととても作れなかったなあと感謝しています」。
その稽古場では、男性キャスト陣がかなり盛り上がっていたもよう。「姜くんが持ってきた腹筋マシーン(電気が流れるアレ)をみんなで試しにつけさせてもらってあまりの締め付けに絶叫したり、松村さんと森貞さんがプロレスの殺陣を考え始めると、どれだけ疲れていても小一時間のプロレスが始まったり…。稽古場は常に面白かったです。筋トレもたくさんやっていたので男子はおなかを出して、比べあってましたね(笑)」。
今回主演かつ演出でもある菜月の心境としては、プレッシャーもある。「もうしばらく止めとこうというほど大変です。いいところを見せようなんていう余裕は微塵もないので、私そのものの不器用さと私を支えてきた“願う強さ”をそのまま見ていただくしかないかなと思います。演出なので自分自身への要求をするのですが、全然応えられないですね、特に足腰が」。
「BONE SONGS」は2月15日から東京公演を皮切りに、3月15日(金)からは大阪、22日(金)からは福岡と全国をまわる。【東京ウォーカー】
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