【その1】10周年記念ライブ「きんぱつめがね」を開催する女と男に直撃インタビュー！

今年でコンビ結成10周年を迎える女と男が、7月26日（金）、5upよしもとにて単独ライブ「きんぱつめがね」を開催。そこで、10年という節目の年を迎えた心境から、漫才あり、コーナーあり、VTRありの気になる内容までドーンとお伝えすべく、直撃インタビューを敢行！　ふたりに熱〜い思いを語ってもらいました。

＿節目の年を迎えて、今の気持ちから聞かせてください。

市川「びっくりですね。知らんうちに過ぎるもんやなあ、と」

和田「10年って聞いたら……」

市川・和田「（声をそろえて）長いですけど」

和田「これが10年の積み重ねやな（笑）」

市川「こんな技も覚えました。僕ら自身は、まだ4〜5年目の感じなんですけどね」

和田「周りからも『もう10年!?』って言われます。もっと若く思われてたみたい（笑）」

＿10年の間には、男女コンビならではの悩みもあったのでは？

市川「最初の3、4年はほとんど仕事もなくて、毎日けんかばっかりしてたんですよ」

和田「男女の違いもあって、お互い理解し合うまで時間がかかりました」

市川「男同士やったらプライベートは別々になると思うんですが、女性って話をしたいんですね。毎日『あんなことあって、こんなことあって』って話してくるんですけど、最初は『なんでこんな話せなアカンの？』って思ってけんかになって……」

和田「仕事は仕事っていうのがいやなんです。同級生でやってるわけでもないから、性格もわからないし、いろいろしゃべりたくて」

市川「けんかもすごかったです。和田ちゃんは元ハンドボール選手で体育会系ですし、僕も男ですから、殴り合いです（笑）。止めに入った後輩が巻き込まれたりとか」

＿そんな時期を経ての10年だったんですね！　中でも特に思い出深い出来事はありますか？

市川「コンビを組んで半年か1年ぐらいだったと思うんですが、初めて全国ネットのネタ番組に出していただきまして。変わったことせなアカン番組やったんで、僕、アコーディオン持って出たんですよ。和田ちゃんにどつかれながら弾くみたいなネタだったんですが……」

和田「途中で私がアコーディオンを叩いてしまって、つぶれたんです」

市川「そこからアコーディオンが鳴りっぱなしになってしまった」

和田「袖にはけてからも『ファーッ』って鳴ってるから、司会のくりぃむしちゅーさんが『うるさい！』って（笑）」

市川「今思うと面白い話なんですけど、当時は落ち込みましたね。あとは、和田ちゃんが初めてラジオのレギュラー決まった時かなあ」

和田「月曜から金曜、朝5時から8時にひとりで外を歩いてレポートする仕事だったんですが、ひとりでレポーターをしたことないし、早起き苦手、方向音痴で『どうしよう！』ってなって。初日は、市川くんが出演しないのについてきてくれました」

市川「よく朝から泣いて電話かかってきましたねえ。その時は和田ちゃんがひとりで仕事してたんで、僕はずーっと家にいて、陰で支えてました（笑）」

＿そんな思い出のひとつに加わるのが、今回のライブになるわけですね。ずいぶんダイレクトなタイトルですが……。

市川「和田ちゃんがインスピレーションで決めました。前回の単独ライブは『和田カエラと市川公造』でしたが、今回はよりダイレクトに。和田ちゃんはタイトルやチラシなどのビジュアル担当なんです」

和田「市川くんはセンスがないから……。昔のサインもめっちゃダサかったから私が考えて変えさせました。せやのに書くのがまたヘタで」

市川「というわけで、僕は中身担当になってます」

＿ライブの具体的な内容を教えてください。

市川「当然、漫才もしますが、コーナーがひとつあって。10周年を迎えられたのは皆さんのおかげということで、厚かましいですが『なんかちょ〜だい！』という企画をやってます。目標は10万人！　お祝いコメントでも結構ですし、モノによっては事前に僕らが出かけてVTRを回したり、諸先輩方にも『なんかください』とお願いします。あと、オープニングでちょっと壮大なものを考えてます」

和田「えー！　大きく言い過ぎ！（笑）」

市川「ふたりで一緒に何かを奏でる、とだけ言っておきましょうか。過去1回やったことがあるんですが、今回は練習してさらにグレードアップさせます！」

＿おふたりでのトークはないんですか？

市川「できたらいいなと思うんですけど、ずーっとしゃべって時間がなくなっちゃうのが心配で（笑）。前回の単独でもしゃべりすぎて、6年分の『女と男』年表を作ったのに最初の2年分しかしゃべれませんでしたから。あ、僕のピンネタもちょっと披露したいなとは思ってます」

和田「私はそれを見させてもらいます。見て、一番笑ってあげたい！」

市川「10年ということで、ゲストもなしで全部ふたりで、ね。漫才は新ネタはもちろん、過去のネタで好きなやつをやらせてもらったりとか」

和田「全部で4本ぐらいかな？」

市川「とにかく、やりたいことがありすぎて大変です！」

※【その2】に続く