表現・さわやかでイケテツが描きたかったこととは?

東京ウォーカー(全国版)

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役者、演出、執筆活動など多岐に渡り活動中のイケテツ(池田鉄洋)が主宰するコントユニット「表現・さわやか」が約1年半ぶりに新作「ストレンジ ストーリーズ」を上演中。年々多忙極めるイケテツの自身のユニットへの思い、今作についての見どころを語ってもらった。

「今回の舞台は、いつもの“波状攻撃的オムニバスコント”を、ファンタジーなストーリーに乗せてみたんです。『さわやかで泣くなんて』というご意見をいっぱいいただいております。ストーリーがあるからわかりやすいと思いきや、これだけの濃い、フリーダムなメンバーが演じてますから、かえって混乱するかもしれません(笑)。何が飛び出すかわからない、そんなサーカスみたいな舞台ですね。もう、いろんな要素を詰め込んでいますので、見ている時はあっけに取られるかもしれません。ご自宅に帰ってから「ああ!」と面白さに気づいていただく事も……。それほど“まか不思議”なんです(笑)。子供の頃に読んだ絵本の世界が好きで、今回の舞台は(何回も読み返す)絵本のように家に帰ってからも反すうしてほしいですね。それと今回、物語を引っ張っている役者たちがすごくいいんです。俳優にとってコントに挑戦するというのはかなりのハードルです。つまり表現・さわやかのメンバーのポテンシャルはかなりのもの。彼らのストーリーテラーぶりにご注目ください」

表現・さわやかの歴史もそろそろ長くなってきている。

「『バブー・オブ・ザ・ベイビー 』(2013年5月上演)を経験して大きな評価をいただいて、自分の中のハードルがぐんと上がりました。脚本に関しては特にそうですね。ただ、演出面では俳優の力に頼る事も覚えた。演出面で挑戦するって、俳優への負担にもなりますから。素直に、彼らに助けてもらおうと。オレがますます成長するのか、メンバーが俺に飽きるのか。そういうターニングポイントに来ているのかもしれません。来年10周年ですし。“さわやか”だからできることって10年たっても伝えきれない。まだ成長過程にあるカンパニーであるとわかってよかったなって思います。私もそうですが、お客さんの反応をすごく気にするメンバーたちです。それはよいところでも悪いところでもあるんですけど。笑いを扱う俳優なら当然の反応だと思います。つまり、強いですようちのメンバーは」。

どこまでも莫迦になりきれる、佐藤真弓、いけだしん、村上航、岩本靖輝はさすが、劇団猫のホテルでの鍛錬(!)を感じさせるだけあり、昨年より正式メンバーになった伊藤明賢もルックスに似合わずのコントを見せてくれる。ゲストの原史奈、新人の大川宗哲もベテラン勢に負けずフレッシュな芝居を展開。東京公演は10月14日(月・祝)まで下北沢駅前劇場にて、その後福岡公演が19日(土)・20日(日)で西鉄ホールで上演される。【東京ウォーカー】

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