時間に天気に開花具合…“キレイな桜”を見る方法とは
東京ウォーカー
先週末の3/29(日)は日中暖かな陽気に恵まれ、いよいよ花見の季節が到来! 暖かくなる予想が出されている今週末は花見のピークを迎えそうだ。宴会で騒ぐのもいいけれど、あらかじめ美しい桜を“愛でる”方法も知っておきたい、ということで「財団法人 日本花の会」主任研究員にして樹木医でもある和田博幸さんに聞いてみた。
まず、桜の開花具合はどうでしょう?
「5分〜8分咲きの状態がおすすめです。ソメイヨシノのツボミは花に比べてピンク色が濃いので、若干ツボミが残っているくらいが美しく見えるんです。また、満開になると花びらが散り、葉も出て枝が目立ってくるので、その意味でも満開手前がいいですね」
なるほど。時間はいかがでしょう?
「やはり午前中の柔らかい光で、桜らしい色を鑑賞したいですね。午後は日差しが強いと花びらがハレーションを起こして白っぽく映るので、薄く見えてしまいます」
ふむふむ。午後や夜桜はいかがでしょう?
「夕方の日没近くは、陽が黄色味を帯びてオレンジに着色したように見えます。これは好みですが、そういう桜をみるのもいいかもしれません。夜桜はライトで照らし出されて花が浮かび上がって見えます。幻想的に見えるという点では、夜桜が一番です」
さらにもう一点、なんと“雨の日”の見方も教えてくれた。
「今までお伝えしたのは『晴れた日』の見方ですが、雨の日は日本庭園がオススメです。周囲に緑など落ち着いた色があると、濡れた桜のピンク色が浮き出て見えるんです。人出も少ないでしょうし、艶っぽい桜を観るのは個人的にも好きですね」
都内は3/31現在で4〜6分咲きが多く、今週末はまさにうってつけの花見日和になりそう。花より団子、と言わず、上記のポイントを押さえて、今年は美しい桜自体を愛でてみてください。【東京ウォーカー】
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