高野山麓の聖地と郷土グルメを巡る!【第4弾】空海が愛した神々を祀る「丹生都比売神社」

関西ウォーカー

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2014年、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて10周年。そして、「高野山開創1200年」を迎える2015年。高野山とゆかりのある、世界遺産の「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」は、37年ぶりに遷宮を行う。第4弾では、この遷宮についてレポートする。

世界文化遺産、「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」の創建は1700年前と伝えられ、日本書紀にも登場する。ご祭神は「丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)」。1200年前に弘法大師がこの丹生都比売大神と天野で出会い、神領である高野山を借り受け、真言密教の総本山「高野山」を開いたと伝えられており、現在でも高野山と非常に縁が深い神社。今でも高野山で無事、僧侶となった後、僧侶が参拝する真言密教の守り神としても知られる。

入ってすぐに、神様だけでなく人も渡れる大きな太鼓橋と池があり、清々しい雰囲気の中を進むと、四神を祀る四殿が現れる。本殿は、第一殿に丹生津比売大神(にうつひめのおおかみ)、第二殿に高野御子大神(たかのみこのおおかみ)、第三殿に大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)、第四殿に市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)と、四神を祀る古社で、全国の丹生神社の総本社となっている。屋根は檜皮葺で、一間社春日造では国内最大級を誇る、国指定重要文化財。

2014年11月には、37年ぶりに第三、第四殿の遷座祭(せんざさい)を行う。この本殿造営に寄進するには、屋根用の檜皮(ひわだ)の裏面に記名し奉納する。この檜皮葺きの工事を間近で見られる見学会を4月から9月にかけて随時行う予定。また11月には、寄進した人が、社周りに石を置けるイベントを予定している。世界遺産に登録されて10周年の2014年は、普段めったにお目にかかれない檜皮葺き屋根の工事を間近に見たりできるチャンス!ぜひ高野山へ行く機会に、丹生都比売神社へも訪れてみよう!

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