世界一のバーテンダーを目指す激闘の2日間!日本代表が作る“おもてなし”カクテルとは?

2014年6月5日 12:13更新

東京ウォーカー(全国版)

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6月1日(日)、2日(月)の2日間に渡って、日本代表のバーテンダーを決める「ワールドクラス2014ジャパンファイナル」が、ビルボードライブ東京(東京ミッドタウン)で開催された。7月にイギリスで開催される世界大会「ワールドクラス2014 グローバルファイナル」の出場権を賭けた大会だ。2009年に誕生して以来、「Raising the Bar(バーの価値を高めて、お酒の楽しさや素晴らしさを世界中に広めていく)」をコンセプトに掲げ、バー文化の普及に一役買っている一大イベントである。

ジャパンファイナルでは、国内予選を勝ち抜いたバーテンダー10名が、クラシックカクテルにオリジナリティをプラスし、2種類の対照的なカクテルを作り出す「Classic Challenge」や、決められた6種類のカクテルを制限時間8分以内に仕上げる「Speed Challenge」など、4つの競技で「味」と「技」を競い合った。フランス産のブドウを100%使用し、まるで高級ワインのように仕上げられたウオッカ「シロック」と、メキシコを代表するプレミアムテキーラ「ドン・フリオ」など、ラグジュアリーブランドを使用し、それぞれのバーテンダーが渾身の一杯を仕上げていく。

そんな熱戦を制したのは、「BAR HIGH FIVE」(東京・銀座)でバーテンダーを務めている倉上香里さん。男性出場者が圧倒的に多い中、2つの競技で部門優勝を獲得した上で総合優勝。見事、本大会への切符を手にした。その結果に、驚きを隠せない倉上さんは、表彰式で言葉に詰まる場面も。「今日、私がこの場に立っている瞬間、店の掃除はマスターがやっていると思います…ファイナリストになれて本当に良かったです!」とようやく絞り出した言葉に、場内は温かい空気に包まれた。尊敬するマスターを気遣う倉上さんの誠実な人柄が表れていたのではないだろうか。

また、表彰式の後には、“自分のための”カクテル「マルガリータ」を披露。司会者に促され、カクテルを口にした倉上さんは「おいしいです」とはにかみながらも、ファイナリストが作った一杯をしっかりと噛みしめているようであった。

「一番大変だった競技は『Omotenashi Cocktail Challenge』でした。お客様を演じる審査員からのオーダー内容は、事前に一切知らされないので、即興で作らなければならず…とにかく緊張感に溢れていましたね」と倉上さんは激闘を振り返る。

また、名刺代わりのオリジナルカクテルを作る競技「Signature Cocktail Challenge」については、「今回、満を持して作った『ジ エイジ オブ グレート ナビゲーションズ』は、シロックをベースに、ティオペペ、蜂蜜、卵白などを加えて仕上げた一杯。練習量だけは誰にも負けないという自負があったので、時間配分もしっかりできて、驚くほど落ち着いて作れました」と語ってくれた。

海外のバーテンダーが集う世界大会はスコッチウイスキー誕生の地、スコットランドでスタートし、カクテルのトレンドを生み出す街と言われるロンドンで決着がつく。日本代表として、同大会に挑む倉上さんは、日本人が持つ“繊細な技術”を武器に戦いたいと意気込む。

「このような機会を通じて、カクテルの魅力を伝えていきたいです。バーでお酒を嗜むことの楽しさをもっと知っていただきたいですね。バーの扉を開けるのは、なかなか勇気がいる行動かもしれませんが…実はバーって、ものすごくアットホームな場所だと思うんです」

最後に、同大会のコンセプト「Raising the Bar」の精神を力強く代弁した倉上さんの健闘を心から祈りたい。【東京ウォーカー】

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