社内で公認おサボり?リラックス環境を備えるオフィスが急増中

東京ウォーカー(全国版)

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いくら楽しくとも、溜まる仕事の疲れ。「ビジネスパーソンの疲労実態調査」(マイボイスコム)によれば、30・40代の実に89.5%が普段仕事で疲れを感じているという結果に。こうした現状から、社内にリラックス環境を整えている会社が増えている。今回は、ユニークな「オフィス内でのオン・オフ」切り替え事情を探り、脳生理学者に専門的見地から解説してもらった。

まずは、会社でゴルフができるのが、コンピュータやネットワーク機器を扱うノックス。社内にゴルフシミュレーターが完備され、社員は自由に利用可能。さらに、レッスンプロも常駐し、未経験者も気軽に習うことができるという破格のリフレッシュっぷりだ。取引先の訪問客とでも利用可能で、商談や取引などにも大いに役立っており、なんと社員の3分の2がゴルフをやるようになったのだとか。また、岩盤浴も併設されており、休日に使用する社員もいるという。

一方、企業間取引サイトなどを運営するラクーンでは、地下でビリヤードとダーツができる。昼休みや定刻後に利用でき、マイキューを置いている取締役もいるほど。まさに会社の地下にある“隠れ家”といった雰囲気だ。さらに、社内にはビリヤードやウクレレなど、部署間を超えた10個ほどのサークルが存在。社員がキャンプなどに出かけやすいように、低価格で社用車を利用できるシステムもある。

もはやオン・オフの枠を超えたと言えそうなのが、WEBマーケティングを手掛けるギャプライズ。同社が取り入れたリフレッシュ方法は、なんと“着ぐるみ福利厚生”! 着ぐるみを着ることで、仕事中の気分転換ややる気アップに繋げている。ナスやキノコなど30着の着ぐるみを着て働く姿に周囲もほっこり。また、誰かが仕事でミスをした時は、“周りの人が着ぐるみを着て横で無言で励ます”など、さまざまな場面で仕事への活力の源となっているという。

これまで紹介したようにリフレッシュ方法はさまざまだが、社内にこうした環境があるのはレアケースだ。そこで1日のなかでオン・オフを簡単にスイッチできないか、「脳からストレスをスッキリ消す事典」(PHPビジュアル実用BOOKS刊)などを著書にもつ脳生理学者の有田秀穂氏に聞いてみた。

まずは朝、頭を仕事モードにするためには、「15~30分程度、ウォーキングやランニングに集中するのが最適です。太陽光とリズム運動によって、『セロトニン』という大脳を“最適な覚醒状態”にする脳内の神経伝達物質が分泌されます」とのこと。そして休憩時間は「人とのコミュニケーション」を取ることが大事!「『猿の蚤取り』でも知られていますが、『グルーミング』とよばれる人との触れ合いによって、癒しホルモン『オキシトシン』が分泌され、脳のストレスを消化するのです」これは直接、人と対面するのが最も効果的。ランチには同僚と一緒に外へ出るのがベストだ。

また、大事な会議やプレゼン前は、脳が“過緊張”状態に。これを“最適な状態=平常心”に戻すのも「セロトニン」だが、「短時間で分泌させるには『座禅瞑想』がオススメです」。静かな場所に座って、目を瞑り、深く長く呼吸するだけ。重要なのは“意識して吐く”ことで、「セロトニン」を分泌させる。最後は終業後のオフの過ごし方。有田氏によれば「一人でパソコンやSNSを楽しむのは、意外とストレス解消にならない場合があるんです」とのこと。心身を癒やすには帰りに同僚と遊んだり、家族とのコミュニケーションで「グルーミング」をしっかりしよう。マッサージも触れ合いなのでおすすめだ。【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】

※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです

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