温泉成分マスターが教える!一都三県の“3ツ星”名湯

東京ウォーカー(全国版)

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都会にいながら、本物の温泉につかりたい!と思う人も多いはず。そんな希望を叶える良質な源泉は、一都三県にも多数存在している。

「1948年に制定された温泉の定義だけでは、すべての温泉に健康効果があるとは言い切れません」と語るのは、入浴剤メーカーのバスクリンで広報を務める石川泰弘さん。治療効果のある鉱泉は療養泉と呼ばれ、9種類の泉質に分類される。

そのなかで、一都三県の日帰り温泉施設で源泉かけ流しを楽しめる泉質は5つある。「河辺温泉 梅の湯」の単純温泉、「稲城天然温泉 季乃彩」の炭酸水素塩泉、「前野原温泉 さやの湯処」の塩化物泉、「ふじの温泉 東尾垂の湯」や「藤野やまなみ温泉」の硫酸塩泉、「秋川渓谷 瀬音の湯」の硫黄泉だ。

石川さんによると、「源泉の温度が25度以上で、法で定める18種類の化学成分が規定量に達しないのが単純温泉。とはいえ複数の成分が少しずつ含まれることが多い、肌に優しい泉質です。

炭酸水素塩泉は、入浴剤にもよく使われる重曹を多く含むアルカリ性の泉質で、美人の湯とも呼ばれています。肌に石けんのような効果を与えるので、汚れや余分な角質が取れて肌がなめらかになります。

塩化物泉は都内近郊に一番多い泉質で、主成分は塩分。体が冷えやすい人におすすめですね。保温に優れる硫酸塩泉は、3種類の含有成分ごとに異なる効能を持ち、血行改善や高血圧の緩和、皮膚の痛みやかゆみを緩和する効果があります。

硫化水素が溶け込む硫黄泉は、血行を促進し、肩こりや腰痛への効果が期待できます」とのこと。それぞれの泉質の特徴を知れば、自分に合う温泉を見つける目安になるはずだ。

一方で、「温泉は自然のたまもの。源泉は環境に応じて多種の成分が混在するので、同じ泉質でも源泉ごとに特徴は違います。泉質名だけではすべてを測れません」と話す。

ちなみに、都内近郊に多い黒湯は植物に含まれるフミン酸によるもので、泉質とは無関係だが、独特なとろみに癒しを感じる人は多い。「難しく考えず、肌に合うとか体の調子が良くなったという理由を見つけて、自分に合った温泉を探すのがベストです」。一都三県にも名湯は多い。自分だけの“3ツ星”温泉を見つけよう!【東京ウォーカー】

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