カルビーの朝食革命!ヨーグルト×フルグラが新定番に?

東京ウォーカー(全国版)

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6月16日、カルビーは、シリアル食品「フルグラ」の事業戦略発表会を開催。和の素材を取り入れた新商品や、ヨーグルトと「フルグラ」を組み合わせた“グルグラ”事業を展開していく方針を明らかにした。

代表取締役会長兼CEOの松本晃氏は、「2014年度、フルグラの売上は143億円だったが、今年も好調に推移している。スナックに次ぐ柱として掲げていきたい」とコメント。

この成長を支える要因の1つが、「フルグラ」の健康効果だ。塩分量が少なく、食物繊維を豊富に含むことから、生活習慣病の改善に有効だという。

ゲストとして登壇した、東京女子医科大学教授、医学博士の渡辺尚彦先生によると、「フルグラ50gに対し、塩分が約0.2g。牛乳を入れても0.4g程度。朝食でこれぐらいの塩分量に抑えられると、1日のトータル量を減らすことができる。実際に患者に勧めたところ、血圧が下がり、薬を飲まずに安定している方もいらっしゃいます」とのこと。

さらに、千葉大学大学院教授、農学博士の江頭祐嘉合先生は、「食物繊維には糖の吸収を抑えたり、コレステロールを低下させる働きがあり、メタボリックシンドロームを予防することがわかってきました」と、食物繊維の効果を解説した。

このような健康効果を強みに、さらなる成長の可能性を持つ「フルグラ」。同社では今後、ヨーグルトメーカーと提携し、“グルグラ”事業に取り組むことで、市場の拡大を目指す。

6月24日(水)には、大阪・梅田の阪急うめだ本店に、フジッコのカスピ海ヨーグルトと「グラノーラ」を組み合わせた新商品「ヨーグラート」(594円)を扱う「ヨーグラート by カスピア」がオープン。

「ヨーグラート」は、その日の気分で選べる全7種類を取りそろえる。記者が試食した「デリグラ ローズマリー」は、リフレッシュしたい時におすすめのフレーバー。ローズマリーのスパイシーな風味が引き立ち、これまでにない味わいを楽しめた。

2015年初秋には、ヨーグルトと「フルグラ」をセットにした「フルグラヨーグルト」(価格未定)を、九州エリア限定(予定)で販売。やまぐち県酪乳業とコラボレーションし、「フルグラ」に合うヨーグルトを開発した。地方の朝食にも積極的にアプローチしていくという。

さらに、8月31日(月)から全国で「フルグラ 黒豆きなこ味」(350g、想定価格540円前後)を発売。グラノーラをきなこ味に焼き上げ、黒豆、柿などの食材をブレンドし、和風味に仕上げている。

会場には、京都・祇園の老舗料亭「菊乃井」主人、村田吉弘氏が監修したアレンジメニューが用意された。

こちらは、「フルグラ 黒豆きなこ味」と不二製油の豆乳ヨーグルトに、温泉卵、海苔、サケフレーク、煎りゴマを合わせた一品。卵かけご飯をイメージし、食事の支度が困難なシニア世代の朝食を意識したという。

一見奇抜に思える組み合わせだが、一口食べてみると、その相性の良さに驚いた。ほんのりとした甘味と旨味が調和し、まさに和食を食べている感覚だった。同社では今後、村田氏が監修した「フルグラ 黒豆きなこ味」のアレンジメニューも提供していく予定だ(内容は変更になる可能性あり)。

進化を続けるカルビーの「フルグラ」は、朝食の新たなスタンダードとして、より幅広い層に受け入れられていくことだろう。【東京ウォーカー】

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