開創1200年の高野山…総本山・金剛峯寺の魅力

関西ウォーカー

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今年で開創1200年を迎えた「高野山」。標高約1000mの山々に囲まれ、東西に約6km、南北に約3kmの平坦地には100もの寺院が密集している。この霊験の里に建立された金剛峯寺(こんごうぶじ)は、現在、全国3600に及ぶ高野山真言宗の総本山の名称としても知られている。今回、南海電鉄が主催のプレスツアーで、ウォーカープラスの編集部員が高野山を見学。多くの魅力を持つ金剛峯寺内の見どころを紹介したい。

正面の「大玄関」と「小玄関」は、位の高い者が使用するものと一般の僧侶で区別されていた


■蟠龍庭(ばんりゅうてい)

弘法大師御入定1150年・御遠忌大法会の際に造園され、広さは2340平方メートルを誇り、石庭としては国内最大級のもの。「蟠龍」とは、天に昇らずに地上でとぐろを巻き、潜んでいる龍のことを指す。雲海の中には、奥殿を守る雌雄1対の龍が向かい合っているかのように石が配されている。この龍を表す石は、弘法大師の誕生の地である四国の花崗岩が使われ、雲海を表す白川砂は京都のものが使用された。時間が止まっているかのような空間を是非ゆったりと眺めてもらいたい。

金剛峯寺内の石庭「蟠龍庭」は、国内最大級の広さを誇る


■書院上段の間

現在は高野山での重要な儀式に使用され、以前は天皇、上皇が登山された際に応接間として使われていた。壁はすべて金箔押しで作られ、部屋全体がやわらかい光を放っている。

「書院上壇の間」は壁がすべて金箔で飾られ、部屋全体がやわらかい光沢を放っている


■台所

江戸期以降、大勢の僧侶の食事を賄ってきた場所。約2000人分の米を炊いたという3つの大きな釜があり、現在も行事に使われているかまども存在する。家具や柱にはすすがところどころ残っており、当時の人々の生活の雰囲気が伝わってくる。多くの僧侶がここで食事をし、行に励んでいたのが身近に感じられる寺内でもユニークなスポットだ。

台所では、行に励む多くの僧侶の食生活を支えていた


【関西ウォーカー】

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