「お〜いお茶」から作られた紙ナプキンとは

東京ウォーカー

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日に日に暑さが増し、喉の渇きを癒す冷た〜いお茶の消費量も上がる季節。そんな折、おもしろい商品が登場した。

それは緑茶「お〜いお茶」からできた「お茶殻入り紙ナプキン」(90円/100枚)。ほのかにお茶が香る、抗菌・消臭効果を楽しめるアイテムだ。

緑茶飲料を製造する伊藤園が、溝端紙工印刷株式会社と共同で開発したこの商品、いったいどういう経緯でできたのだろう?

「茶殻の排出量は、緑茶飲料『お〜いお茶』の販売量の伸びとともに年々増加しています。それをうまく生かせないか、と開発しました」というのは伊藤園開発部の佐藤さん。なんでも茶殻排出量は2007年度で約4万3000トンに上るというから相当な量だ。

「茶殻には消臭・抗菌効果などの“茶ポリフェノール(カテキン)”の有用成分が多く残っており、主に堆肥や飼料に活用されているんですが、リサイクルの際に乾燥させるためにかなりのエネルギーを消費していました。そこで、茶殻の有用成分を活かし、かつ含水のままリサイクルする方法の開発に踏み切ったんです」(佐藤さん)。

多量に水を含んだ茶殻は腐敗しやすく、運搬や保存をするのが難しいという。伊藤園では試行錯誤を経て、1999年に独自のリサイクル技術“茶殻リサイクルシステム”を構築。その後、社員の名刺のほか、畳やダンボール、ベンチなどに有効活用してきた経緯がある。

その技術を生かして、「お茶殻入り紙ナプキン」の製品化に成功。1000枚あたりに「お〜いお茶」500mlペットボトル約36本分の茶殻を配合することで、紙原料の使用量の削減にもつなげている。

お茶の香りと抗菌・消臭効果が楽しめ、なおかつ地球環境にも優しいこの紙ナプキンは、溝端印刷から6月より全国販売される。「お〜いお茶」の新しいリサイクルの形に注目したい。 【東京ウォーカー】

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