大阪駅にルフィの声が響き渡る！海賊船サニー号が登場

映画「ONE PIECE FILM GOLD」が7月23日(土)より劇場公開されることを記念して、7月9日にJR大阪駅の時空の広場(大阪市北区)でトークイベントが行われ、主人公であるモンキー・D・ルフィの声優を務める田中真弓が登壇した。

本作は、週刊「少年ジャンプ」で連載中の人気コミック「ONE PIECE」の劇場版シリーズ最新作。“黄金帝”ギルド・テゾーロが支配する世界最大のエンターテインメントシティ“グラン・テゾーロ”を舞台に、ルフィら麦わらの一味たちの信念をかけた戦いの行方を描いた物語。ゲスト声優には、かつてFolder5としてTVシリーズの主題歌を担当し、現在では日本を代表する女優へと成長した満島ひかりを始め、濱田岳、菜々緒、ケンドーコバヤシ、北大路欣也ら豪華な顔ぶれが揃う。さらに、前作に続いて総合プロデューサーを原作者である尾田栄一郎が務めている。

同イベントは、7月23日(土)から9月4日(日)まで開催される、JR西日本とのタイアップキャンペーンである「JR西日本 せとうちGOLD RALLY 2016」の一環として実施された。また、9日と10日には、JR大阪駅1階の南ゲート広場にて、麦わらの一味の海賊船“サウザンド・サニー号”の巨大なバルーンが登場した。

気鋭の若手バンド・GLIM SPANKYが担当した映画主題歌「怒りをくれよ」がJR大阪駅内にある時間の広場に鳴り響くと、声優の田中真弓が勢いよく登場して、「海賊王に、俺はなる！」とルフィの声で叫びイベントの口火を切った。

先ずは、本作を観た感想を聞かれ、田中は「面白かったです。ゴージャスですね！前作『ONE PIECE FILM Z』は男と男の素手の戦いでしたが、今回は女同士のいい話なんですよ！」と絶賛。

その上で、「尾田っち(尾田栄一郎)が、女同士を描くのは珍しいんです。ルフィのお父さんは革命家で、海軍にはおじいちゃんがいる様に、男を描く方なので私はルフィの母親を描いて欲しくて、「お母さんは誰？どんな人？」と聞いたことがあります。そうしたら尾田っちは、「何を言ってるんですか！僕は冒険を描きたいんです。少年は母親を離れなければ、冒険はできません。母親なんか描きません！」と言われました。私自身は母親でもあるので、なんだか寂しい気持ちもありますけどね。そうまで言っていた尾田っちが、今回は珍しく女同士の物語を描いているのでお楽しみに！」と、原作にまつわる裏話も話してくれた。

世界で3億2000万部を突破している原作コミックスは、1997年の連載開始から今年で19年になり、テレビアニメシリーズは今年で17年、劇場版は13作目と日本のみならず世界中から絶大な支持を得ている。「ONE PIECE」が長きに渡って愛される魅力について聞かれると、「“言葉”ですね。人生の助けになるような言葉が沢山あって、助けられたこともあります。私はミュージカル劇団の座長もやっているので、自分がしっかりしなきゃいけないとか、なんでもできなきゃいけないと思うことがあります。だけどルフィは船長として、『お前たちがいないと何もできない！』と言うんですよ。“なんでもできるリーダーじゃなくて、『助けてくれ』と言えるリーダーでいいじゃん”というそんな言葉のおかげで、少し楽な気持ちになりましたね」と、自身の経験も交えながら語られた。

また、「JR西日本 せとうちGOLD RALLY 2016」に関連して、瀬戸内エリアで訪れてみたい場所を聞かれた田中は、「やっぱり海賊ですから、村上水軍(※日本中世の瀬戸内海で活動していた海賊衆)がいたところには行ってみたいですね！あとは、瀬戸内海にサウザンド・サニー号でもゴーイング・メリー号でも、海賊船を浮かべて欲しいですね！」と、目を輝かせて応える場面も。

最後は、本作の見どころについて、「『ONE PIECE』が知らない人でも楽しめる作品、何度観ても楽しめる確実に面白い作品になっているので…、(ルフィの声で)“絶対、観てくれよ！”」とアピールして、イベントは大盛況の内に幕を閉じた。

映画「ONE PIECE FILM GOLD」は、7月23日(土)より大阪ステーションシティシネマの他、全国の上映劇場にて公開される。【関西ウォーカー】