太閤秀吉とねねゆかりの寺!5分で知る高台寺の見どころ

関西ウォーカー

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夜間拝観時の光のアートが有名な波心庭(はしんてい)


豊臣秀吉の正室・北政所(きたのまんどころ)が、1606(慶長11)年に秀吉の菩提を弔うために創建した寺。高台寺での散策の魅力の一つが、国の史跡・名勝庭園に指定される偃月池(えんげつち)と開山堂、臥龍池(がりょうち)を臥(がりょうろう)龍(がりょうろう)廊(がりょうろう)が結ぶ構成の美しさ。そして“高台寺蒔絵”として有名な、秀吉と北政所の坐像を安置する霊屋内部の須弥壇(しゅみだん)などに施された優美かつ繊細な蒔絵文様は豪華絢爛。さらに、豊臣秀吉同様に茶を好んだ北政所が伏見城から移築したとされる茶室・傘亭(かさてい)と時雨亭(しぐれてい)など、境内全体で桃山文化を存分に堪能できる。参拝者を魅了する春・夏・秋のライトアップのほか、金土日を中心に四季をめでるさまざまな特別茶会も開催されている。

文化財


<開山堂(重要文化財)>高台寺第一世の住持を祀る塔所。礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井が用いられている。

<高台寺蒔絵(重要文化財)>霊屋(おたまや)には、桃山時代の華麗な蒔絵を施した階段や厨子(ずし)が今も残っている。

<霊屋(重要文化財)>北政所の墓所で、秀吉と北政所の坐像が安置されている。

<観月台(重要文化財)>檜皮葺きの四本柱の建物。三方に唐破風(からはふ)を付けた屋根の下から観月するために建てられた。

<傘亭・時雨亭(重要文化財)>利休の意匠による茶室であり伏見城から移築したもの。

ご利益▼夫婦円満、病気平癒など


<秀吉・ねねの像>戦国時代を共に駆け抜けた秀吉とねねの像。力強い2人の絆の力にあやかって夫婦円満のご利益を授かろう。

<牛>天神様の使いで、体の調子の悪い部分を持って行ってくれると言われるウシ。悪い部分と同じ場所を右手もしくは両手で触れてみて。

<マニ車>仏具で、高台寺のマニ車の中には般若心経が入れてあり、1度回せばご利益が受けられる。

<天満宮>菅原道真を祀り、周辺を3周すると願い事がかない、悪いことが去ると言われる。

ライトアップ


春のシダレザクラ、夏の百鬼夜行展、秋の臥龍池・臥龍廊と、それぞれ趣向の異なるライトアップが行われる。ほかとはひと味違った演出が人気の方丈前庭“波心庭”に映し出される光のアートは、感動間違いなし!

混雑状況


<昼>桜や紅葉のシーズンには観光客などで大混雑。ゆっくりと拝観したいなら開門直前に到着しておくのがベター。

<夜>18時ごろに行くと、順路に行列ができるほどの混雑が。昼夜入替制ではないため少し早めに入っておくのが得策。

紅葉


カエデなど約1000本。見ごろ11月中旬~12月初旬。紅葉が水面に映り込む臥龍池周辺など、境内のいたる所で美しい秋景色を堪能できる。


シダレザクラなど70~80本。見ごろ3月下旬~4月上旬。波心庭とシダレザクラの巨木は一つのアートのよう。昼と夜どちらも楽しみたい。

その他の見どころ▼<庭園>桃山時代を代表する庭園で、開山堂の臥龍池、偃月池を中心として展開。小堀遠州の作によるもので、国の史跡・名勝に指定。

年中行事


<1・2月>夜咄(よばなし)/ろうそくの火だけで催す幻想的な夜の茶会。要予約。6000円(拝観料含む)。

<5月>新緑茶会/若葉に包まれたすがすがしい境内のお茶室で、薄茶を堪能して。要予約。3000円(拝観料含む)

<7月>高台寺七夕会/高台寺の前に笹飾りが飾られる。日没からは境内もライトアップ。

<8月>夕涼み/浴衣の茶会 初旬の金・土・日に行われる茶会。浴衣で参加できるうえライトアップも楽しめる。要予約3000円、浴衣着用の場合2500円(拝観料含む)

<12月>除夜の鐘/予約は不要だが、整理券が必要。整理券は22時より配付(先着108組)

【関西ウォーカー編集部】

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