YouTuberを目指すには?「水溜りボンド」と「おるたなChannel」に聞いてみた

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

皆さんは、YouTuber(ユーチューバー)に一斉に会えるイベント「U-FES.」をご存じだろうか? 昨年(2015年)、東京・豊洲で開催され、2000人を超えるファンが集結。今年は全国6都市に開催規模を拡大し、8月の大阪会場では3500人のファンが盛り上がりを見せた。今回、特別企画として、「水溜りボンド×おるたなChannel」の特別対談をお届けする。

「水溜りボンド」と「おるたなChannel」に直撃インタビュー(C)佐山順丸


――今後のビジョン、展望について教えてください。

水溜りボンドのカンタさん(C)佐山順丸


カンタ(水溜りボンド)「2015年1月1日に始めたので、もうそろそろ2年。始めたときは想像がつかなかった環境に今はなっていて、見てくれる人も増えたし、でも変わらずに来られたところもあって、いいところというか、最近でも昔の動画とあまり変わらない、『髪型がださいだけ』とか(笑)、『変わらない感じがいいい』と言われることもあります。僕らってこういう感じ、というのは伝わってきたと思うので、そこは絶対に変えたくないなという気持ちと、毎日やっている中でも、『今日の動画ってめっちゃ面白い』っていうのがあると思うんですけど、それが学校とか職場で『昨日のあれ見た』みたいに話題になるとか、そういうことができる存在になりたいですね。手伝ってくださる方が増えてきたり、こういうふうに取材をしていただくことも増えましたし、今までよりもワンステップ上がれるようにという気持ちでやっています」

水溜りボンドのトミーさん(C)佐山順丸


トミー(水溜りボンド)「僕らは、ユーチューバーが何人も並んでいたときに、目立つタイプじゃないと思うんです。二人のしゃべってる感じとか、企画とか、聴いててちょっと面白いなくらいの感じでやっているので、圧倒的なスター性でここに来たとは思っていなくて、視聴者の方との距離感とか、会えたり、企画を通じて触れ合える機会を今までどおり、どんどん、地に足をつけてこれからも続けていくことが今後も応援してもらえる秘訣だなと感じています。『すっかり変わっちゃって』と言われることがないように、これまでも言われたことはないですけど、これからもそうありたいですね」

おるたなChannelの渋谷ジャパンさん(C)佐山順丸


渋谷ジャパン(おるたなChannel)「『おるたなと言えば、こういう動画』というイメージがまだ確立できていないこともあるので、今後はそういう視点を持って造っていきたいなと考えています。おるたなChannelにしか、僕たち二人にしか造れないものを造っていきたいです。あとは長く続けていきたいなという気持ちですね。一時期伸びても、新しい人が出てきたら視聴者の方もそこに流れるってことがあると思うので、僕たちらしさを出して、長くコンテンツを出し続けることをやっていきたいです」

おるたなChannelのないとーさん(C)佐山順丸


ないとー(おるたなChannel)「『2016年に100万人を達成したい』というのはずっと言っていて、自分の中では『言い続けたら本当にかなうのか』という実験的なところもあるんですが、ずっと口に出しているので、それを達成するのと、渋谷が言うように、『おるたなでしか見られないよね』というものを造り上げたいという気持ちがあります。これまでは、YouTubeの中で『面白い』と言われているものを造ってきたというのもあるので、それもやりがいがあるけど、もっと『あっ!』と言わせるような、『そういう確度で放り込んでくるんだ』とか『おるたな、そういうことやるんだ』って、視聴者の方をびっくりさせるくらいの、“とがる”じゃないですけど、今までにないことをやって、視聴者の方を楽しませたい。いつもわくわくしてもらえるようなことをやり続けていきたいですね」

――8月に開催された大阪公演と現在開催中のMeet&Greetについて教えてください。出演された感想や周りの反響など、いかがでしたか?

カンタ(水溜りボンド)「去年もU-FES.に出させていただいて、そのとき、鎌田(UUUM代表取締役/CEO)に『外の列がむちゃくちゃ長いから、お客さんが退屈しているから行ってきて』と言われて『行きます!』って行ってみたら、誰も僕らを知らないみたいな、退屈しのぎになれなかったということがあって……。『一応撮っておくか』くらいの反応で、そのときは何も感じなかったんですが、もっと有名な人が出ていったら『きゃーっ!』となっていたりしていて。そして1年後に、大阪で自分たちが出ていったら、少なからず僕たちを見に来てくれている方がいて、どこかで『俺らだぞ、そんな感じじゃなくていいよ』って気持ちもありながら、やっぱりうれしいですよね。動画をやっていて、数字が増えていくってだけじゃなくて、こんなに楽しみに毎日待ってくれている人がいるんだなというのを実際に目にすると、もっとがんばらなきゃ、適当なことはできないなと思います」

トミー(水溜りボンド)「僕らはメインステージのMCで大阪公演に出たんですけど、僕のイメージだと、水溜りボンドって、取りあえず企画の題名とサムネイルでおもしろそうだから見て、その結果が知りたいって人が見てという感じなのかなと思っていたんです。僕らがやるから、という理由で会場に来ている人はそんなにいないのかなと思っていたんですが、大阪に来てくれる人って、“企画”で来ているわけじゃないじゃないですか、僕らに会えるのがうれしいと思ってきてくれているんだというのがわかって、少しは成長できたかな、というか、その熱量がある人たちに会うと、画面越しではわからない反応なので、普段の動画も気合いが入りますし、そういう人たちのその一日が少しでも楽しいものになるような動画を造りたいと、あらためて思いました」

渋谷ジャパン(おるたなChannel)「普段、YouTubeをやっていて、そんなに『わーきゃー』言われる機会はもちろん、ファンの方に会う機会も多くないので、次の日からの撮影のモチベーションにすごくなって、やる気につながります。すごくうれしいですね」

トミー(水溜りボンド)「でも、(渋谷さん)風邪ひいてたんですよ、仙台のとき。『背中が痛い』って(笑)」

渋谷ジャパン(おるたなChannel)「でも、ファンの方の笑顔を見ると……」

トミー(水溜りボンド)「ホントですか、大丈夫ですか? その道、走りきれますか(笑)」

一同「(笑)」

おるたなChannel(C)佐山順丸


渋谷ジャパン(おるたなChannel)「でも、やっぱりうれしいですよね。Tシャツを着てくれていると、僕らが普段やっているポーズをやってくれたりして、再生回数とか、コメント数とか、そういう数字とかよりも全然うれしいです」

ないとー(おるたなChannel)「僕ら去年のU-FES.には出られていないんです。その後にUUUM所属が発表されたので。そのときの動画を撮っていて、『来年は絶対、出るぞ!』って誓う動画をそこで撮って、一年後に大阪と仙台のU-FES.に出て、さらに来年のU-FES. 東京公演ではMCやらせてもらって、僕たちの中でもうれしいですけど、言っていることが現実になっていく過程を動画で撮っているのがYouTubeって面白いと思いますね。一日一日の動画もそうですが、数年とか、長い目で見たときに、『おるたなって言ってることが現実になっているよね』と、勇気を与えられたり、『俺たちも頑張ろう』って思ってもらえるきっかけになればうれしいです。そういう機会というか、ファンの方に会えるのは素直にうれしいですね」

――では、U-FES.東京公演に向けて、意気込み、想いを教えていただければと思います。

水溜りボンド(C)佐山順丸


カンタ(水溜りボンド)「大阪と、去年も東京に参加させてもらって、地域によってお客さんの雰囲気が違っているので、そういう意味で去年と同じ雰囲気なのは東京なので、それがどうなっているのか、去年の自分と今の自分が対比できるような気がして、すごく楽しみです。もちろん、全部の公演が楽しみですけどね。他のユーチューバーの方と一緒にイベントをやって、『こんなに人が動くんだ』っていう、仲間というか、一緒にやっている人たちのすごさを感じる場でもありますし。あの人が出ていくだけでこんなに歓声が上がるし、しゃべるだけでみんな笑うし、とか、すごい人たちと同じ舞台で共演させてもらえる場所なのでとても楽しみです」

トミー(水溜りボンド)「東京公演は一年ぶり。来てくれる方に、少しでもその日が楽しみになってもらえるように、毎日の動画や、ツイッターでリプライを返したりもそうですし、その日がその人にとって一番楽しみな日になるように、これから毎日努力したいです。僕もとても楽しみです」

渋谷ジャパン(おるたなChannel)「楽しみでしかないですね。一番楽しいと思います。来年の一年で一番楽しみです。動画を撮っているときも楽しいですけど、もともとお笑いみたいなことをやっていたこともあって、舞台に立ってお客さんに見てもらうのがすごく楽しくて、だから……楽しみですね。一番楽しみです」

ないとー(おるたなChannel)「渋谷が一年で唯一、テンションが上がる日なので(笑)。『自分たちが一番楽しむぞ』っていう気持ちで臨むのが、お客さんも見ていて楽しくなると思うので。もちろん責任はありますが、そこはあまり考えずに、みんなが楽しくなるような二日間にできればと思います」

【写真を見る】水溜りボンド」と「おるたなChannel」と記念ショット(C)佐山順丸


――最後に、ユーチューバーを目指す人に向けて、アドバイスをいただけますか?

カンタ(水溜りボンド)「アドバイスをするような立場でもないんですけど、やっている人間として言えるのは、『やり切る』というか、お客さんの前、お客さんの目につく場所だと思うので、毎日やると決めたら毎日やらないと、『あれ?』ってなるので、すごくいい勉強にはなると思います。とにかくやること、それがすごくいいことだと思います」

トミー(水溜りボンド)「やりたいことはどんどんやってみるといいなと思います。明日にでもやってみて、楽しければやるべきだと思います。同じくアドバイスする立場じゃないですけど、自分が楽しいと感じることでないと続かないと思うので、自分にできることは何かを考えて、自分にできるなかでどんなことが当たるかを考えてやっていくことが大切だと思います。やっぱり、とにかく楽しいと思えないと続かないので、楽しいと思えることをやっていけばいいのかなと思います」

渋谷ジャパン(おるたなChannel)「僕は、やりたい人は全員やればいいと思います。やりたいと思ったらすぐやってみたらいいと思いますし、動画を上げることは誰でもできるので、そんなに仕事してるって感じは僕はなくて、今は誰でもユーチューバーにすぐなれるし、そこでどうやるかは自分次第なので、やりたいと思っている人はぜひやってみてもらえたらと思いますね」

ないとー(おるたなChannel)「やりたい気持ちがあればやってみてほしいですね。僕も『YouTubeがやりたい』で始めたわけではなくて、やりたいことの一つにたまたまYouTubeがあっただけ。今後もYouTubeだけでなく、いろいろやりたいですし、気負わずに、顔を出さなくてもできるのがYouTubeなので、投稿してみて自分に合わなければやめればいいし、楽しければ続ければいいし、一度やってみる、それが大切かなと思います」【ウォーカープラス編集部/浅野祐介】

浅野祐介

この記事で紹介しているスポット

この記事の画像一覧(全8枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る