アイドル“じゃない論争”で炎上の福岡みもれ「だって私トイレ行くし」
東京ウォーカー(全国版)
2017年1月2日放送の正月特番「山里と100人の美女」内での、ある女性の発言が元になってネットが炎上した“アイドル肩書き騒動”をご存じだろうか。炎上冷めやらぬ1月中旬、渦中のダンス&ボーカルユニット「SPY」の福岡みもれ(24)を直撃。発言の意図を聞きながら、彼女の素顔に迫った。
騒動の発端はこうだ。前述の正月特番に100人の美女の一人として出演した福岡。司会の南海キャンディーズ・山里亮太に「アイドル?」と肩書を問われ、「違います。ダンス&ボーカルユニット」と返答した。
番組終了後、この発言に対して吉田豪が自身のツイッターで「『アイドル的な範疇で仕事しているけどアイドルと呼ばれるのは嫌なんだ」としか思わないです」とツイート。これを機に、アイドルとは?アーティストとは?といった肩書についての意見が幅広くネット上で交わされ、ネットが一時騒然としたのだ。
福岡はなぜ頑なにアイドルとは言わなかったのか。「だって、私にとってアイドルさんって雲の上の存在。私がアイドルを名乗るなんておこがましいと思ったんです」と福岡。彼女にとってはアイドルは自身のダンス&ボーカルユニットとは全くの別物であるという。「アイドルさんってトイレに行かないイメージなんです。私、トイレ行くしアイドルじゃないんです(笑)」と屈託なく笑う。
福岡が所属する“ダンス&ボーカルユニット”SPYは2016年の4月に福岡ら現役レースクイーン5人で結成。同年10月に「panipani」でCDメジャーデビュー。歌、ダンスともに初心者の5人は、結成後ダンスや歌を必死に学ぶ日々。ダンス&ボーカルユニットと名乗るために、日々努力を続ける「新人」なのだ。
大阪出身の福岡は現在24歳。大阪で読者モデルや地下アイドルの活動をしていたこともあるが、1年半引きこもった時期があったりと決して順風満帆な人生ではなかった。そんな自分を変えようと現在所属するライジング沖縄のグループ企業「SHOWGATE MODELS」のオーディションを受けるも不合格。しかし、持ち前の負けず嫌いの性格を発揮し、ネットカフェに3か月間寝泊まりしながらレッスンに通い、見事所属を勝ち取った。
「元々歌は大好きなんです。今年の年末も帰省した時に祖母と一緒にカラオケに行って。演歌からK-POPまでなんでも歌いますよ」と福岡。しかし、デビューシングルのレコーディングでは音程をうまく取れず、プロデューサーにコテンパンに。レコーディングの順番を最後に回され、一人トイレで泣いた。
一方、ダンスはまったくの初心者。一人暮らしのアパートの大きなガラス戸を利用して、ひたすら練習を続けている。「動画を撮って、スローにしながらダメなところを直したり。始めたころの動画はとても見せられたものじゃないですね。最近、やっと見られるぐらいにはなったかな?」。身長165センチ、Dカップという抜群のスタイルで、ぎこちなさを残しつつも、セクシーさとダイナミックさが魅力のダンスがウリだ。panipaniではセンターを務めている。
彼女が所属するSHOWGATE MODELSの金澤勇副社長は「みもれは本当に素直でいい意味でバカ。自分のハードディスクがまだ空なので、ものすごい勢いでなんでも吸収しているんです」と評価する。ちなみに福岡、引きこもりの時期にハマったゲーム「マリオカート」をやり込んだあまり、世界1位になった経験も。何かに打ち込んだ時の福岡のパワーを感じさせるエピソードだ。
「芸能人として大成するには『運』も必要。結果的にこの騒動後、みもれのツイッターはフォロワ―数が1,000人以上増加したんです。ピンチをうまく生かす、そんな意味でも彼女は今後伸びるかもしれませんね」(同副社長)。
負けず嫌い、素直さゆえの吸収の早さ。運。まだ走り出したばかりの新人・福岡みもれが今後どんな成長をし、どんな肩書きを名乗るのか。「みもれって本名なんです。漢字で書くと聖麗って難しいので平仮名にしたんですけど。いつか福岡みもれという名前だけで認めてもらえるようになりたいですね」。
いつか「ダンス&ボーカルユニットじゃありません。“福岡みもれ”です」と自信を持って語れる日を、福岡は本気で目指している。【東京ウォーカー】
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