大人になった長女の恋を見守る母の心とは?「親の愛情を思い返して泣ける」「娘に同じことを言った」両方の立場から反響【作者に聞く】
長女に教わったお絵描き機能で始めた漫画は「ひたむきに生きる娘への応援メッセージ」
大学生になった長女が恋をした。しかし、付き合うようになった男性は、親から見ると娘を大切にしてくれる人ではなかった。複雑な思いを抱えながらも、母親は自分の人生を歩む娘を見守っていく。「わが子が恋をしたとき」は、大学生から社会人となったおーちゃんさんの長女の恋愛や仕事、そして結婚までを、親の目線で描いている。



30代の娘2人と20代の息子、小3の孫を持つ50代のおーちゃんさん。実は漫画を描き始めたのは最近になってからだそう。「わが子が恋をしたとき」を描こうと思ったきっかけは何だったのだろうか。
「絵を描き始めたのは、4年前に長女からスマホのお絵描き機能を教わり、次女がインスタのアカウントを作って投稿してくれたのがきっかけでした。最初は自分のイラストにいいねがつくだけでハイテンションになっていた記憶があります(笑)。『わが子が恋をしたとき』を描こうと思ったのは、不器用だけどひたむきに生きる娘への応援メッセージから始まりました。また、わが子が大人になっても変わらず思う母心を、読者の皆さんに伝えられればいいなという気持ちもありました」


現在は結婚し、幸せな家庭を築いているおーちゃんさんの長女。辛いときも楽しいときも娘を見守ってきた日々を振り返り、おーちゃんさんはどんな気持ちで漫画を描いていたのだろうか。
「恋愛については、いくら親が心配しようとも、放っておいて欲しいことだと思います。若い頃の私がそうでしたから(笑)。でも娘の結婚を機に、そこに至るまでの道のりもよい経験だと思ってくれたらいいなと。昔の恋人のことは、娘から事後報告で成り行きを聞いていたので、当時を思い出しながら描きました。漫画にするとき、娘が触れてほしくない内容ではないかという点が心配でしたが、あとから聞くと、旦那さまと2人で笑って読んでくれていたみたいです!」


