オカン以外の女子と喋らず終わる、模試で女子大の判定を出す…これがリアルな「男子校の生態」だ!【作者に聞く】

広告プランナーとして働く作者・コンテくん(@conte_kun)が中学高校の6年間通っていた男子校での愉快な日々を描いた「男子校の生態」。共学出身の人にとっては「男子校ってこんな世界なんだ!」と新鮮な気持ちで楽しむことができ、同じ男子校出身の人にとっては共感できる部分も多い作品だろう。SNS投稿時から人気の高かった作品は2023年3月に書籍化されて重版出来、広島本大賞にもノミネートされるなど更に話題を呼んでいる。そんな「男子校の生態」作者に作品の誕生秘話を聞いた。

「男子校の生態」作=コンテくん

自分にとっては当たり前の男子校の生活が興味深いコンテンツだった

――最初に男子校漫画を描こうと思ったキッカケを教えてください。

コロナが流行り始めた2020年春に、少し時間ができて「いま何か新しいことに取り組んだら実になるかもしれない…!」と妙に張り切り、漫画学校に通い始めました。そのときに出た課題が「1日1ページ漫画をSNSにあげること」。無理なく更新するために身近なテーマから探していて「中高6年間男子校だったことでも描くか〜」とゆるく考えていたら、周りから「その男子校の漫画、めっちゃ読みたいです!!」って反応がよかったんです。自分では普通で当たり前だと思っていた男子校の生活が、ほかの人から見ると興味深いコンテンツであるとそのとき感じて、描き始めたのがきっかけですね。

【漫画】体育祭のリレー「男子校の生態」(KADOKAWA)より


――投稿当初、SNSでの反応はいかがでしたか?また、書籍化の提案を受けた時の率直な感想も教えてください。

漫画を描き始めて間もなかったのですが、ありがたいことに男子校漫画を読んでくださるフォロワーが次々に増えて、うれしかったのを覚えています。「男子校の世界を覗き見できて楽しい」「ほんわかした絵柄なのに、下ネタがアクセントになっているギャップがいい」といった感想がよくきていました。

そこから自分のペースで描き進めて、ページがたまったのをきっかけに冊子にまとめ、コミティアに初参加しました。自分の本を出すことにちょっと憧れがあったので、それだけで満足だったのですが、初参加したコミティアでいまの担当編集の方に声をかけていただき書籍化の提案を受けました。率直な感想で言うと「自分の本が本当に出せるんだ、すげーーー!」って感じですね(笑)。本当にうれしかったです。

応援合戦 1/3「男子校の生態」(KADOKAWA)より

応援合戦 2/3「男子校の生態」(KADOKAWA)より

応援合戦 3/3「男子校の生態」(KADOKAWA)より


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