妊活のすれ違いを乗り越えた夫婦。待望の妊娠がわかるも流産してしまった妻は...?【作者に聞く】
今までの作品の中でも思い入れはトップクラス。今後も一歩ずつおもしろい話を
漫画には「子供を授かるのは奇跡だと思った」「びっくりな展開で何回も読み返してしまった」といった声を始め、毎回多くのコメントが寄せられている。反響に対してはどのように感じているのだろうか。


「今回の漫画は私の『描きたい』という気持ちが先行して生まれたものです。読者の方の中には、途中『辛くて読めない』といった声をいただくことが多かったのも事実ですが、それでもついてきてくれた多くの方には感謝の気持ちでいっぱいです。さらに漫画を読んで『涙した』という声も沢山いただき、『自分の描いた漫画で人の心を動かすことができたのか』と大きな自信にもなりました。今までいろんな作品を描いていますが、トップクラスで思い入れのあるお話なので、こうして描き切れたこと、たくさんの方に読んでいただけたことは本当にうれしく思います」



最後に、今後のちなきちさんの創作活動の展望と、読者へのメッセージを貰った。
「まずは確実に一歩ずつ、おもしろい話を描けたらいいなと。そして漫画を描き始めた当初から決めているのですが、『愛犬の死』に関する漫画はいつか絶対書籍にします。しかしそれを出すためには、まだまだ知名度も実力も足りていないので、少しずつスキルアップができたらと思っています。ただ、今もこうして夢を追えているのは本当に読者の方々のおかげなのでこれからも感謝の気持ちを忘れず、漫画に向き合っていきたいです」
読者を夢中にさせるちなきちさんの漫画。これからの作品も楽しみにしたい。
取材・文=松原明子