小学校1年生の息子が“登校渋り”に。親子の試行錯誤の日々に「頑張る姿に感動」「我が子にそっくり」と共感の声【作者に聞く】
感受性が高く、繊細な気質がある人を表す言葉の「HSP」。同じく繊細で、非常に敏感な子供は「HSC」(Highly Sensitive Childの略)と呼ばれている。Instagramに子供との日常を漫画で投稿するpocaのお絵描き(
@pocahon19
)さんの息子・せいりょうくんも、そんな気質を持つひとりだ。
今回は、小学校へ行きたくないという「登校渋り」となったせいりょうくんと向き合う日々を描いた漫画を紹介するとともに、pocaのお絵描きさんに、子育てで心掛けていることなどを聞いた。

小学校入学後、不安と緊張で学校に行きたがらない息子。心掛けたこととは?
9歳の姉・あさひちゃんと、6歳の弟・せいりょうくんを育てるシングルマザーのpocaのお絵描きさん。小学校1年生のせいりょうくんは、とても繊細で優しい性格。ただ繊細ゆえに、人ゴミで気持ち悪くなったり、不安で感情の波が大きくなったりすることも。pocaのお絵描きさんがそんな気質に気付いたのはどんなときだったのだろうか。



「1歳になる手前から、私しか抱っこが無理な子でしたが、そのときは『男の子あるあるかな?』と、深くは考えていませんでした。保育園の年長になって、いろんな発表会が増えだしたとき、泣いて行くのを嫌がったり、練習が始まるとわかった途端にスイッチが入って泣いたりするように。新しく覚えることが増えれば増えるほど、些細なことも気にするようになり、そのときに『ん?』と気付きました」


入学式を終え、なんとか通えそうだと思った矢先、「行きたくない」と登校を渋るようになってしまうせいりょうくん。pocaのお絵描きさんは、心の中で覚悟はしていたものの、「いざ当事者となると『なんで学校行ってくれないのよ…!』とプチパニックでした」と当時を振り返る。しかしそんな中でも心掛けていたことがあるという。
「『勝手に期待しないこと』です。もちろん期待することも大事なときはありますが、つい期待しすぎてしまうと親も子も苦しくなることに気付き、そこからは意識しています。『大丈夫、そのまんまで大丈夫だから』ともよく声を掛けました。自分だけできていないと自己評価を低く持ってほしくなかったので、できていることを見つけて、たくさん褒めるに徹することもしました」

