児童養護施設を出てミュージシャンを目指すも挫折。どん底で出会った運命の人は言葉の通じないカナダ人...⁉【作者に聞く】


きっかけは読者からのリクエスト。旦那さんとの出会いと、避けて通れない自分の過去を漫画に

現在、カナダのケベック州に住んでいるぐねりさん。普段は子育てや海外での日常生活についての漫画を描いているが、今回の漫画を描こうと思ったきっかけは何だったのだろうか。

「夫の親族や近所の人たちなど、本当に優しい人ばかりのこの町が大好きで、そういった身近な内容の絵日記を描いていたところ、国際結婚に至ったなれそめを聞きたいという声をよくいただくようになりました。夫と出会った経緯を描くには、自分の人生の暗い部分の表現を避けて通れなかったのでかなり悩みましたが、児童養護施設出身のミュージシャンの漫画って自分でも珍しいなと思い、描いてみることにしました」

「児童養護施設出身のメジャー志望ミュージシャンが挫折して海外逃亡したらめちゃくちゃ幸せになった。」どん底 3画像提供:ぐねり(@bebeshama)

「児童養護施設出身のメジャー志望ミュージシャンが挫折して海外逃亡したらめちゃくちゃ幸せになった。」どん底 6画像提供:ぐねり(@bebeshama)

「児童養護施設出身のメジャー志望ミュージシャンが挫折して海外逃亡したらめちゃくちゃ幸せになった。」不幸探し 4画像提供:ぐねり(@bebeshama)


ミュージシャンになる夢を抱いたのは、児童養護施設にいた高校生の頃だそう。好きなミュージシャンの音楽にのめり込み「自分の感情を外に向かって表現していいということに気付き、心に大きな救いができました」とぐねりさん。

音楽は心の救いとなった一方で、ミュージシャンの夢は断たれてしまった。現在は幸せに暮らすぐねりさんだが、音楽に対してどのような思いでいるのか聞いた。

「音楽自体は、正直もう嫌いになってしまいました。後悔とつらい記憶がよみがえるので。特に、当時やっていたバンドスタイルの楽曲は聞くのがいまだにつらく、怖いといった感覚になります。それでも、あまりにも無知で世間知らずだった私に、いろいろな人と出会い、大きな成長を与えた音楽活動だったので、それはとても感謝しています」

「児童養護施設出身のメジャー志望ミュージシャンが挫折して海外逃亡したらめちゃくちゃ幸せになった。」出会った人は 2画像提供:ぐねり(@bebeshama)

「児童養護施設出身のメジャー志望ミュージシャンが挫折して海外逃亡したらめちゃくちゃ幸せになった。」出会った人は 3画像提供:ぐねり(@bebeshama)

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