「登山は心のデトックス…」ソロ登山に初挑戦!登りと下りで歩き方が違う?!初心者向け『山の歩き方』もイラストで解説。【作者に聞く】



――夏の低山はとても暑いとのことでしたが、おすすめの暑さ対策はありますか?
3つあります!
①凍らせたペットボトル
クーリングにも使えます。保冷剤を持っていく方法もありますが、飲み物なら最後に荷物にならずにおすすめです!
②日傘
直射日光を浴びなくなるのですごく快適になりました!使う場所・状況は選びますが、遮るものがない稜線などでの使用は特にお勧めです。専用器具を使いザックの肩ベルトに固定すると、両手も使えますよ!
私はゴッサマーギアのウルトラアンブレラを使ってます。折りたたみじゃないので、さっと取り出して使えるところが気に入ってます。
③早朝登山
夏場は9時でも猛烈に歩いため、暗いうちから登ると少しマシです。とはいえ、熱中症警戒アラートが出るほどの暑さの時には低山にいかないことが一番だと思います!






――登りと下りで、歩き方に違いはありますか?
あります!私が登山の本を読んで学び、意識している歩き方は
【登り】
・バテないために「足全体」で地面に着く
・後足のつま先で蹴り上げない
・息が上がったら速度を落とすOR少し休み、心拍数を上げない
【下り】
・膝を痛めないために、足全体〜つま先の付け根を地面に着く(ヒールストライクをやめる)
・静かに足を置く(前足に重心を移動させない意識)
です!
登りも下りも共通しているのは、前足は足全体で地面に接着し、後ろ足は指先で蹴り上げずに足全体で地面から離す歩行方法(フラットフィッティング)です。私は下りで踵から地面に接着する癖(ヒールストライク)が治らず、膝を痛めてからこの歩き方を強く意識するようになりました。
プロのガイドさんのYouTubeや山と渓谷オンラインなどを見れば、さらに具体的な歩き方が学べるのでおすすめです。
無趣味OLが山にハマっていく過程を描く「ゼロから山女子はじめてみました」。隔週火曜日連載中です!次回もお楽しみに。
取材・文=濱田瑠奈