突然フラれた彼とやり直せると思っていたのに…。「これからも友達として繋がっていられたら嬉しい」の返事にショック【作者に聞いた】
恋愛経験ゼロのとき、フラれた後輩にかけた言葉に後悔
失意のなか一緒に暮らす家族に、フラれたためケンジ君の元へ行くことは中止になったとできるだけ明るく伝えたみくるべさん。失恋後の家族の言葉や反応で、特にありがたかったのはどのようなものだったのだろう。
「失恋直後、何もできずに寝てばかりいましたが、そっとしてくれていました。そもそも自立できていない私が、年齢差や遠距離の問題を抱えたままでうまくいくのか、ずっと心配してくれていたそうです。それでも失恋するまで静かに見守ってくれたことが、一番うれしかったです」




失恋の痛みでベッドから動けず、食事も喉を通らず、数日経つ頃には涙も出なくなったそう。そんななかふと思い出したのは、昔懐いてくれていた後輩のこと。3年付き合った彼氏に「バイト先の女の子が好きになった」とフラれた後輩に当時恋愛経験ゼロだったみくるべさんがかけた言葉は、「ほかにもいい人いっぱいいるって!元気出しな~」だった。自ら「最低最悪」だと振り返るこの思い出を漫画にした理由を聞いてみた。
「今まで失恋した人になんて声をかけたらいいのかわからなかったので、いざ自分が失恋してはじめて、最悪の対応をしてしまった!と思い出したんです。本人にはもう伝えられませんが、懺悔の気持ちから絶対に描こうと決めていました」






失恋からすぐには気持ちを切り替えられず、悲しみのなか過ごしていたみくるべさん。そんななか応募した仕事について面接の連絡が届く。「絶対にフリーランスで成功してフったこと後悔させるくらいの女になる!」と決意をするが、ここから立ち直ることはできるのだろうか?自身の体験を赤裸々に描く漫画を、今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京