定時退社NG、トイレに行く前に先輩に報告!?新卒で入った会社でパニック障害・適応障害・抑うつ状態となった実体験を漫画に【作者に聞く】
転職を決意し準備を進めるも、心はいつのまにか限界に
上司や先輩のおかしな指示のほかにも、仕事の仕方や働き方に疑問を持っていたというけろちゃんさん。当時の会社で感じていたことを聞いた。
「定時で帰ることなどを注意されていましたが、私も『こうしたほうが効率よくなるのでは?』と上司に生意気にも直談判していました。そこからさらに反感を買い、爆速スピードで私へ苦情や注意が相次いだのを覚えています。もともと私は学校の先生に対しても直接意見するような子どもだったので、その経験と重なり『たかが新卒の私にムキになって八つ当たりしてバカみたいだな』くらいの気持ちでした。そして、あくまで私のいた会社に関してですが、会社のやり方に思考停止して従順に従う人を重宝していると気づき、私がこの会社にいることが間違っているんだなと思いました」



けろちゃんさんは転職を決意するも、貯金や自身のスキルを考え、すぐには実行しないことに。しかし、会社への居づらさやストレスは限界となり、入社1年後に休職、そして復帰しないまま退職となった。さらにその後、3年間は働くことができなかったという。
「退職して約3年間ニートとして過ごしていました。会社を休職した時期にいろいろあって、親と縁を切り家を出たこともあり、退職後のニート1年目はドタバタしていました。2年目からは、もう引きこもりです。布団から起き上がる気力もなく『私の人生どこから狂ったんだろう』と天井を見つめ、過去に思いを馳せていました。3年目からは体調が落ち着いてきて、少しずつ人間らしい生活ができるようになり、岩盤浴に行ってみるなど、月1回のペースで少し遠くに出かけるようにして過ごしていました」


