子どものとき、異性に言われた「キモイ」が原因で自信を消失。トラウマを抱えた男にメンエス嬢がかけた一言とは?【作者に聞く】
自分の好きなものが勇気をくれる
幼少期のトラウマから、自分が好きな色やかわいいと思うものに触れることはできないと涙するユキオに対し、「あなたの好きなものを選んでいいのよ」と語りかける加恋。そしてピンク色のストールを「あなたに似合うもの」とプレゼントする。このときの自己肯定感がフワリと上がるユキオの表情が、とても印象的だ。













「好きな色を身に着けていると勇気がわいてくる」と言うユキオのように、蒼乃シュウさんも好きなものから力をもらっているそう。
「小さいころからかわいいものが好きで、近所のファンシーショップに入り浸っていました。今でも雑貨屋さんを見かけると、必ず入ってしまいます。高価なものではないけれど、食器や家具など部屋に置いてある身の回りのものは、すべて私が『好き』だとときめいて選んだものばかり。だから自分の部屋にいると、すごく幸せです」
ピンク色のシャツを着て、自分らしく生きるための自信を取り戻したユキオ。彼が恋愛できる日も近いのかもしれない。次回は加恋の元に、どんな訳アリ客が訪れるのだろう。今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京