【ネコ漫画】野良猫との暮らしが突然スタート!保護したら、まず動物病院に連れて行く理由とは?
保護猫を動物病院に連れて行く理由と注意点
ペコを保護した後、動物病院に直行した樹さんとパパさん。まずは動物病院に連れて行く理由について教えてくれた。
「元気そうに見えてもウイルスに感染していたり、怪我をしていたり、何かしらの問題が見つかることも多いので、まずは病院に行くべきだと考えています。診察だけでなく、猫ちゃんと暮らす上でのアドバイスなどもしていただけるので、わからないことや気になっていることを積極的に質問し、最初に解決することも大切なことかと思います」
初回の動物病院で主に行うこと
・健康状態のチェック
・猫エイズや猫白血病などの感染症、寄生虫の検査
・ノミ、ダニ、寄生虫の駆除
・マイクロチップの有無を確認
・猫ちゃんの年齢、性別の把握
・今後の相談(ワクチンや去勢、避妊手術のタイミングなど)





なお動物病院に猫を連れて行く際、いくつか注意点があるのだそう。
「野良猫ちゃんを保護して診ていただきたい旨を、まずは病院に電話した方がいいかもしれません。むしろ事前に保護する日が決まっているなら、早めに相談するのがよさそうです。そもそも野良猫ちゃんを診ていただけるのかを確認し、受診の際に必要なものや連れて行き方などを聞いてみましょう。なお病院によっては初診時に検便検査をするところもあり、『うんちを持ってきてほしい』と言われることもあります」
病院が苦手な猫も多いので、連れて行く際にはコツが必要だという。
「キャリーの上にブランケットやタオルなどをかけて、暗くしてあげると安心するみたいです。警戒心が強く暴れてしまう可能性がある場合、洗濯ネットに入れてからキャリーに入れてあげると、猫ちゃんや病院の先生、看護師さんに怪我をさせてしまうこともないかと思います」
ほのぼのした日常だけでなく、一緒に暮らすうえで知っておきたいことや保護猫をめぐる悲しい現状なども描く漫画版「にゃんかつ」。学びのある漫画を今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京