【漫画】ある日突然家に警察が!?騒音さわぎの中での不思議な出会いと交流に心が温まる「となりの隣のおじいさん」【作者に聞く】

騒音トラブル!?から始まるおじいさんとの出会い。描きたい思い出は山ほど

とある夏の深夜、団地に住むのり漫さん夫婦の家に警察がやってくるという不穏な場面から始まる「となりの隣のおじいさん」。ご近所トラブルの話かと思いきや、おじいさんとの交流に心が温かくなる物語だ。のり慢さんが今回の漫画を描こうと思ったきっかけは何だったのだろうか。

「株式会社ゲンロンが運営する『ひらめき☆マンガ教室』で描いた課題作品なんです。毎月ゲスト講師から課題が出され、このときは武富健治先生からの『あなたのど真ん中を、伝わるように16ページで!』というものでした。実は、おじいさんはこの漫画で描いた出会いから2年後に亡くなっていて、それ以来ずっと描きたいと思っていたのですが行動に移せずにいました。この課題が来たときに『今だ!!』と思い、おじいさんが確かに存在したこと、共に時間を過ごしたことを残したいという一心でペンを執りました」

「となりの隣のおじいさん」4画像提供:のり漫(@noriomanga)

「となりの隣のおじいさん」5画像提供:のり漫(@noriomanga)


当時はほかの住人とはあいさつ程度の付き合いで、仲良くなったのはおじいさんが初めてだったという。漫画に描かれた以外にも、おじいさんとの思い出はまだまだたくさんあるそうだ。

「おじいさんとの交流が始まったころと、私の無職モラトリアム期間がちょうど重なり、平日の昼間によくおじいさんのお宅でコーヒーを飲みながらお話ししていました。よく人生の話をしてくれたのですが、それがとにかくおもしろくてノートにメモしたり、録音したりしました。この漫画は連載の第1話のつもりで描いたんです。描きたいことは山ほどあります」

「となりの隣のおじいさん」9画像提供:のり漫(@noriomanga)

「となりの隣のおじいさん」10画像提供:のり漫(@noriomanga)


今は団地生活も8年目になり、ご近所付き合いは広がってほかの住人ともよく話をするそうだ。そんなのり漫さんが最近のエピソードを教えてくれた。

「3階の一人暮らしのおばあさんがよく3歳の息子にヤクルトをくれるのですが、この間、息子がヤクルト欲しさにはじめて階段を登れた!という出来事がありました。おばあさんには感謝しきりです。ご近所付き合いって本当にありがたいと思います。何気ない関わりで心がホッとしたり『今日はいい日だったな』って思えたりするのです」

「となりの隣のおじいさん」13画像提供:のり漫(@noriomanga)

「となりの隣のおじいさん」14画像提供:のり漫(@noriomanga)

「となりの隣のおじいさん」15画像提供:のり漫(@noriomanga)


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