パニック障害で、元々苦手な歯医者が地獄に!治療するあの椅子に座るだけで発作の恐怖【漫画の作者に聞く】









診察当日。とにかく歯医者が苦手なため、パニック障害の不安を抑える向精神薬をしっかり飲んだにもかかわらず、なんかうっすら吐き気を感じるような…。なかなか病院に入れない。






薬を飲んでいても発作が起こりそう
「昔から、とにかく歯医者は痛みがなく治療を終えられたことがないイメージで…元々強い恐怖感があります」と種さん。「歯医者以外は、特にパニック障害の前後で苦手になった場所はないんです。とにかく歯医者さんだけが…苦手から地獄に変わりました…(苦笑)」
歯の治療と発作では、どちらが不安だったのだろう。「治療そのものも苦手でしたが、パニック障害になってからはやはり、薬を飲んでいても発作が起こりそうになるのがとにかく恐怖でした。薬を飲んでも、『あの椅子』に座るだけで心臓の鼓動が大きく響いて、過呼吸が出そうになるんです。実際少し気分が悪くなり、中断したこともあります。以前はそこまではありませんでした」
やっとのことで歯医者の玄関までたどり着いた種さん。何とか診察を受けるが、そこで全く別のショックを受けることになる。
※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。似た症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。
取材・文=折笠隆