がんで入院中、同じ病室から聞こえてきた会話は…「子宮は残してください」の声に思わず涙【漫画の作者に聞く】

若い女性の急患が運ばれてきた。その後トイレでその患者とばったり出会ったが、体調もかなり悪そうで声もかけられない。そうこうするうちに、やよいかめさんの手術の日が迫る。

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1話11-2(1話終)


手術前夜、やよいかめさんが寝ようとすると、病室のカーテン越しに例の若い女性の家族の会話が漏れ聞こえてきた。それは、子宮を摘出するかどうかという重い決断だった…。

病院の大部屋は気遣いが大事

運ばれてきた患者さん(若い女性)とトイレで出会った。「夜中にばったり出くわしたので、最初はびっくりしたんです。一方で『もし今ここで倒れたら私が看護師さんを呼びに行かなければ!』とか、おせっかい的なことを考えてました。調子が悪いときに声をかけるのはよくないと思ったし、でも心配だからとずっと見てたら不審者…。あくまで何かあったら助けようと言う気持ちでした」

この話をInstagramで最初に描いたとき「こんなふうに病室でプライベートな治療方針を話す病院なんてありえない!」「ほかの患者さんが移動してあげればいいのでは?」というコメントをもらったとか。しかし、「彼女自身まだ体調が悪そうで、さらに彼女のご家族も日中はお仕事をしている様子で、家族が集まれるのが夜遅い時間だったようです。だから大部屋にもかかわらず、病室で治療についてのお話をされていたんだと思います」

ほかの患者が気を遣って移動することについては、「気管切開して酸素吸入している患者さんや抗がん剤で調子の悪い患者さんもいたので、難しいですよね。だからこそ大部屋は気遣いが大事だと感じました。つらいときは、お互いあえて立ち入らず聞かないようにする。また偶然聞いてしまったとしても、黙っておく。そういう気遣いが必要なんだと思います」

※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。

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