「いつか分かってくれるはず」と話し合いを避けている内に、妻が亡くなった。後悔する男の心は救われるのか?【作者に聞く】


話し合いを避けている内に、取り返しのつかないことに…

年配の男性客も描いてみたかったんです。でも普通に「メンズエステに通うオジサン」だとストーリーが浮かばなかったので、「哀愁漂う老紳士」にしたところ、一気に話が進みました。

家族のために出世することこそが一番の幸せだと信じ、必死に働いてきた池尾。やがて本社への栄転が決まりますが、妻からは「あなた一人で行って来てください」と言われます。さらに昇進すれば理解してくれるだろうと単身赴任したものの、激務の末にうつ病を発症。「心配をさせてしまう」と離れて暮らす家族には言えませんでしたが、ある日息子から電話で「お母さん、亡くなったよ」と告げられます。

親しい仲であれば、少しでもモヤモヤしたら即行話し合い、お互いスッキリさせるのが理想的だとは思います。でも、実際は難しいですね…。池尾のように「いつかわかってくれるはず」とごまかす場合が多いのではないでしょうか。あとはケンカになるのが嫌で、話し合いを避けることもよくあります。そのくせ、「どうしてわかってくれないんだろう」とイライラすることも…。私自身、いろいろと反省することも多いですね。

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