息子より恋愛を優先する母親。成長した息子は、自分がもらえなかった愛情を客に与えるホストに【作者に聞く】


誰にも理解されない気持ちを抱えた母親もいるのでは?

男にだらしない母親が若い男を家に連れ込み、子どもを邪魔物扱いしたあげく「あんたなんて産むんじゃなかった」と言い放つシーンは、いろんな漫画やドラマで繰り返されてきたので、見飽きた人もいるかと思います。でも、フィクションの世界だけでなく本当に子どもにこんなことを言ってしまう、または思ってしまう親は実在するので、あえてこのようなシーンを描きました。

このシーンを描くことで伝えたかったのは、「ひどい母親も存在する」ということではありません。彼女自身、母親になりたくてなったわけではないという、誰にも理解されない悲しみを抱えています。産む選択をしたのは自分自身ではありますが、周りの友人と同じように本当はもっと遊びたかったし、彼氏と恋愛も楽しむ時間も欲しかったのではないでしょうか。また、覚悟ができていない状態で「母親」という役割がのしかかり、周囲から「母親なんだから」「母親のくせに」という目で見られることも、彼女を苛立たせているような気がします。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4

この記事の画像一覧(全314枚)

Fandomplus特集

マンガ特集

マンガを読んで「推し」を見つけよう

ゲーム特集

eスポーツを「もっと知る」「体験する」

ホビー特集

「ホビー」のトレンドをチェック

注目情報