母への嫌な記憶と同じくらい、愛された記憶もある。毒親の一言では語れない複雑な関係性や気持ちを漫画に【作者に聞く】


息子をことあるごとに母の元へ行かせるのは、せめてもの罪滅ぼし

忍者ママさんに、一人暮らしのお母さんの元へ息子たちを向かわせている真意について聞いてみた。

「これはやっぱり、罪悪感としか言いようがありません。自分は寄り付きたくないけど、母が一人ぼっちで生きているのは悲しいなと思っているのも事実です。今後自分が年老いて、同じことになったら寂しくて、恐ろしい…。母に孤独を強いていることへの罪滅ぼしです」

全16話に渡り、お母さんとの思い出や複雑な感情を漫画にされた忍者ママさん。一筋縄ではいかない親子関係を漫画に描くことは、難しかったのだろうか?

「元ネタは確かに私の気持ちや人生なのですが、原作者のそうち(私の長男)と全話相談しながら制作したので、自分の気持ちを俯瞰で見ることができました。また、第三者的な立場であるそうちの感覚も入れてくれているので、特に難しいという感覚はなかったです。代わりにそうちが苦しんでいました(笑)」

漫画を描いたことで、心持ちに少しだけ変化があったそう。

「感情的なものに特に変化はありませんが、母もいずれは歳をとり、一人で暮らしていけない日が必ず来ます。そのときへの心の準備は、少しできたような気がします」

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