母への嫌な記憶と同じくらい、愛された記憶もある。毒親の一言では語れない複雑な関係性や気持ちを漫画に【作者に聞く】
現在距離をとっているのは、いつか母が一人で暮らせなくなったときのための準備期間
忍者ママさんもそうちさんも、本業をこなしながら日々漫画制作を行っている。連載時の苦労を聞いてみた。
「私も仕事をしながら、そうちもサラリーマンをしながらの今回の漫画連載。楽しみつつも時間がなくて、少し苦労しました。ただ、それ以上にいつか描きたいと思っていた母の人生を描くことができたので、連載をやってよかったです」
最後に、読者へメッセージをもらった。
「読者の皆さんの中にも、年老いた親に不平不満がある方も多いかと思います。でも、親も人間ですから、優れた人ばかりではないです。人間は多面的で、私の母ですらリスペクトする部分もありますし、反面、憎しみに近い感情を抱く部分もあります。現時点で私と姉は母と物理的に距離をとっていますが、これは数年後、母が一人で生活できなくなったとき、寄り添うことができるようになるための“準備期間”だと思っています。そうやって親との距離感を模索しつつ、付き合っていくのもひとつの手だと思います。まあ、ともかく、母えっちゃんの人生を笑って読んでいただけたらうれしいです。最後までありがとうございました」
複雑な思いを抱きつつも嫌いになれないお母さんとの関係だけでなく、42年ぶりに実父と再会した話やADHDの診断を受けた話など、さまざまなコミックエッセイを描く忍者ママさん。今後の活躍も楽しみにしてほしい。
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