【コロナ対策情報付き】上杉謙信を祀る「上杉神社」の楽しみ方ガイド!上杉氏ゆかりのスポット情報や季節のイベントまで

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上杉神社の見どころから楽しみ方、グルメまで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

上杉謙信を祀る上杉神社画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


上杉神社ってどんなところ?戦国武将・上杉謙信を祀る神社

山形県米沢市にある上杉神社は、戦国武将で米沢藩の家祖とされる上杉謙信を祀る神社。上杉氏が歴代の藩主を務めた米沢藩の藩庁・旧米沢城本丸の奥御殿跡に建てられており、神社を含む米沢城址一帯は松が岬公園として整備されている。

参道の両脇に掲揚される毘龍旗画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


1919年(大正8年)に起こった米沢大火で本殿をはじめほとんどの建物が焼失してしまったが、1923年(大正12年)に数多くの寺社仏閣を手掛けた米沢出身の建築家・伊東忠太の設計で、現在の重厚感ある建築の神社が完成した。

【見どころ1】歴史ファン必見!境内には上杉家にまつわる史跡が多数

上杉謙信公を祀る神社だけあり、境内や周辺には上杉氏ゆかりの像や施設が多数。本殿でお参りしたあとはそうした名跡を巡ってみよう。

上杉氏ゆかりの文化財を収蔵する稽照殿画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


境内にある稽照殿(けいしょうでん)では、上杉謙信の遺品をはじめ、武具、絵画、仏具といった文化財を数多く収蔵している。米沢藩の初代藩主・上杉景勝の家臣として活躍した武将の直江兼続のものとされる「愛」の兜も展示されている。

また、神社の参道両脇には上杉謙信の軍旗である毘龍旗が掲げられ、付近には上杉謙信像や、大河ドラマ「天地人」でも知られる上杉景勝と直江兼続が並び立った銅像が置かれている。また神社入り口と参道脇には米沢藩を再建した9代藩主・上杉鷹山像もあり、戦国時代から江戸時代にかけて米沢の地で活躍した君主や武将の存在感をひしひしと感じることができる。

上杉鷹山公立像となせば成る石碑前画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


参道側の鷹山像の近くには、独眼竜の異名を持つ伊達政宗生誕の石碑も設置されている。仙台藩主のイメージが強い伊達政宗だが、実は米沢城で生まれ、若い頃の本拠地として居を構えた。こうした歴史を偲ばせる史跡を巡るのも楽しみ方の1つだ。

【見どころ2】城址ならではの風情の中を散策!春には桜の名所に

上杉神社のある松が岬公園は、その全域が米沢城址。石垣造りのお堀をはじめ随所に米沢城の面影が残る園内には、上杉神社のほかにも春日神社、福徳稲荷神社などの社殿があるので、公園内を自由に散策するだけでもさまざまな発見があるはず。

上杉神社のある松が岬公園を囲む米沢城のお堀画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


また、公園はお堀に沿って約200本の桜の木が立ち並ぶ桜の名所としても有名。お花見シーズンには、お堀に架かる赤い菱門橋(ひしもんばし)との取り合わせや、お堀の水面に映る桜など、城址ならではの美しい光景を堪能できる。秋には公園内を赤々と染める桜紅葉も必見だ。

桜シーズンにはライトアップも行われる画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会

お堀の桜は秋の紅葉も魅力画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


【イベント】四季折々のお祭りも必見

松が岬公園は、四季を通して「米沢上杉まつり」や「上杉雪灯篭まつり」、「なせばなる秋まつり」といった米沢市の主要なお祭りの会場にもなっている。

米沢上杉まつりの様子画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会

上杉謙信の命日にあたる4月29日から5月3日にかけて行われる米沢上杉まつりでは、5月2日に行われる上杉謙信出陣の儀式・武禘式をはじめ、最終日の5月3日には戦国史上最大の死闘といわれた上杉軍と武田軍が激突する「川中島合戦」が、米沢市内を流れる松川河川敷を会場に再現される。
「火縄銃の発砲、上杉謙信が単騎で武田軍に斬り込む「三太刀七太刀」の名場面や、全軍団による総がかりなど、両軍合わせ約700名もの武者が入り乱れての戦闘シーンは迫力満点で、まるで現代に甦る戦国絵巻です。戦国時代にタイムスリップしたような迫力を感じていただけるのではないでしょうか」(米沢観光コンベンション協会・青木一成さん)

2月には上杉雪灯篭まつりの会場として幻想的な光景が広がる画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


また、毎年2月の第2土曜と翌日曜に開催される上杉雪灯篭まつりは、300基の雪灯篭と1000個の雪ぼんぼりにともされたろうそくの光が、雪とともに冬の幻想的な光景を演出することで人気だ。

【お土産・グルメ】上杉神社の御朱印は神社社務所で申し込み可!

上杉神社の御朱印は社務所で申し込みが可能。さらに境内には観光案内所があり、こちらでは米沢城の御城印や、戦国グッズなどを販売している。

また、神社表参道を出てすぐの上杉城史苑は、米沢牛や米沢の郷土料理を楽しめるレストラン・カフェエリアと米沢銘菓、地酒、米沢織、漬物、米沢鯉など名産品を取りそろえたお土産エリアを有する米沢観光の拠点スポット。米沢牛コロッケや米沢ラーメン、米沢牛串などが味わえるイートインコーナーもあるのでちょっとした休憩にもおすすめだ。

さらに周辺には米沢を代表する日本酒「東光」を手掛ける小嶋総本店の酒造資料館「東光の酒蔵」があり、酒蔵見学のほか、試飲コーナーや蔵元直営店も備える。日本酒好きはぜひ足を運ぼう。

【おすすめの回り方・混雑情報】周辺の上杉家関連スポットを巡ろう

公園のお堀周辺には、南東に国宝の杉本洛中洛外図屏風をはじめ上杉氏に関連する貴重な品々の展示を行う米沢市上杉博物館、南側には上杉家14代上杉茂憲伯爵の邸宅で米沢料理や甘味を味わえる上杉伯爵邸がある。

【写真】上杉伯爵邸の庭園は米沢三名園の1つに数えられる画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


「上杉伯爵邸内の和カフェ『和庭』では、着物の着付け体験や甲冑着付け体験が楽しめます。米沢三名園の庭園をバックにしての記念撮影もおすすめです」(米沢観光コンベンション協会・青木一成さん)

また、公園から約2キロほど離れた場所にある上杉謙信の霊柩や歴代の米沢藩主が眠る上杉家廟所、直江兼続の菩提寺で、上杉伯爵邸庭園とともに米沢三名園の1つに数えられる春日山林泉寺もおすすめの立ち寄りスポット。神社の目の前にある観光案内所ではレンタサイクル(1時間/200円、1日500円)も借りられるので、上杉家ゆかりのスポット巡りのスタート地点としてもぴったりだ。

上杉家廟所には家祖・上杉謙信をはじめ歴代の上杉氏藩主が眠る画像提供:一般社団法人米沢観光コンベンション協会


なお、米沢観光コンベンション協会の青木さんによると、ゴールデンウィーク、お盆、お正月シーズンは混雑する傾向にあるとのこと。自動車で訪れる場合は駐車場の空き具合などに注意が必要だ。

【アクセス】最寄り駅は新幹線発着!車なら公園の無料駐車場が利用可

上杉神社の最寄り駅は山形新幹線が停車するJR米沢駅。西口のバスターミナルから発着する米沢市民バス・米沢(松原)関根線、山交バス・白布温泉行き、米沢市街地循環バス・循環右回りのいずれかに乗り、上杉神社前バス停で下車徒歩5分で到着する。
自動車で向かう場合、関東・福島方面からは東北中央自動車道 米沢八幡原ICより約10分、新庄・山形方面からは東北中央自動車道 米沢北ICより約15分。神社のある松が岬公園に隣接する無料の松が岬 おまつり広場駐車場(約300台)を利用しよう。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・手水舎の使用中止
・参拝時の鈴の使用中止
・ソーシャルディスタンスを保っての参拝の推奨
・米沢市で推奨している感染症対策プロジェクト「 米沢びしゃもんプロジェクト 」に参画

<施設情報>
住所:山形県米沢市丸の内1-4-13
アクセス:【電車】JR米沢駅からバスで約10分 上杉神社前下車徒歩約5分 【車】東北中央自動車道米沢八幡原ICから約10分。東北中央自動車道米沢北ICから約15分
営業時間:4月から10月まで 6:00~17:00 11月から3月まで 7:00~17:00
定休日:なし
駐車場:300台(おまつり広場駐車場)
料金:拝観料なし

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年9月時点の情報です。

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