【人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話】「酔った頭では分からなくなっていた」元アルコール依存症OLがマンガ化 お酒をやめるため職場を辞めた日

東京ウォーカー(全国版)

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にほんブログ村「コミックエッセイ」ランキングでTOP10に入るなど人気を博している、元アルコール依存症のアラサーOL・かどなしまるさん(「 お酒がないと××できません 」/ @marukadonashi )。新卒で入った会社で人間関係に悩み、「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでから出勤するようになってしまったという。その体験記を新たに描き下ろしてもらったマンガをウォーカープラスで連載中。お酒をやめるため、飲酒して出勤していた職場を辞める決意をする第11話の掲載に合わせ、当時の心境を振り返る。
※アルコール依存症は完治しない病と言われています。著者の個人的な見解で、一番ひどい状態にあった過去と区別するためにタイトルで「元アルコール依存症」と謳っていますが、著者自身も自分の依存症が完治したとは思っていません。

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ーー重苦しい雰囲気の家の中でしたが、かどなしまるさんから話しかけて、妹のもるさんと仲直りできた時の気持ちを教えてください。

もう、それは安心しました。狭いコミュニティのひとつである、家の居心地が悪いだけで世界から居場所がなくなったような心地でした。24時間気がかりが消えず、疲れっぱなし。心から幸せを味わうことはないだろうと絶望していたので仲直りできたときは道が開けた気がしました。環境がやっとマイナスではなくゼロに戻ったみたいな…基盤が整った安心感がありました。

ーーなかなかお酒をやめられない日々でも、明るい気分になれる時はどんな時でしたか?

面白い漫画や小説などに入りこめた時です。自分を忘れて、違う世界に行けたような感覚はなにより好きでした。

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ーー「人に明るく丁寧に接したい」という気持ちはアルコール依存症になる以前からありましたか?

学生時代は明るく振る舞うのが恥ずかしいとすら思っていて、暗いまま過ごした結果、友達があまりできませんでした。教室の隅で縮こまって居心地の悪さばかり感じていたので、楽しそうにしているクラスメイトみたいに明るくなりさえすれば、堂々と「ここが私の居場所」って思えるようになるのかなとずっと考えていました。「集団の中で楽しく過ごせる」とか「人に好感を持たれる」人物に羨望して、その人の中身ってどんなだ?と自分なりに解剖してみました。そして出た答えの一つが「人に明るく丁寧に接する」で、これをやってみよう、と。ひとり家から離れ、誰も知り合いのいない遠い地に出た大学生の頃から、人間関係を築くときに意識してきました。

取材協力:かどなしまる(「 お酒がないと××できません 」/ @marukadonashi )

※飲酒の際は、食物をとりながら、自身にとって適切な量をゆっくりとお楽しみください。自分で飲酒の量やタイミングをコントロールできず、お悩みの場合は、専門の医療機関を受診してください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。

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