懸命な離乳食生活からミルクへと逆戻りした仔猫。超下手だった哺乳もいつしかプロ級に
東京ウォーカー(全国版)
2018年4月の深夜、瀕死状態の仔猫を発見した「仔猫を拾ったので(@konekowohirotta)」さん(以下、飼い主さん)。当初は体も冷たく衰弱していた仔猫(のちにティチャラくんと命名)が、危機を乗り越えてすくすくと成長していく様子をTwitterで発信している。そんなティチャラくんの社会化期である2〜3ヶ月頃について、飼い主さんに当時の様子を聞いてみた。

2ヶ月の節目で風邪をひいたティチャラくん。徐々に体力も回復
免疫力が下がっていた2ヶ月目のタイミングで大きな風邪をひいてしまっていたティチャラくんだが、しつこかった熱も徐々に引いていき、食欲も少しずつ回復。しかし風邪で口内炎ができてしまっていたことにより舌や口周りはまだ荒れが残っていたという。

体調が心配でかなり気をかけていたというこの時期。飼い主さんは当時の心境についても教えてくれた。
「熱も下がり徐々に回復してきて、とにかく本当に良かったという安心感がありました。治療は最初内服と注射、皮下からの点滴で経過をみていましたが、悪化してしまったので入院管理下での静脈からの輸液、注射などの方法でなんとか落ち着いてくれました。口内炎やよだれで顔まわりがただれていて、見た目は少し痛々しい感じでした。でも退院後は家で飛んだり跳ねたりしていたので、ひとまずホッとしたのを覚えています」


「ちょうどワクチンを打とうと思っていたタイミングで体調を崩してしまいワクチン接種も延期になったので、もう少し早めに打っておけば軽症で済んだかな…と後悔もありました。実はまだこの頃には里親に出すことも検討していて、ワクチンを終わらせてミルクも卒業させたら里親さんも見つかりやすいかな〜など考えていたのですが、そのまま、いつのまにか家で飼うことに心を決めていました」


体調を崩したことをきっかけに、食べ始めていた離乳食も食べなくなったティチャラくん。少しずつ進歩していたものの、またミルクに逆戻りしてしまったそう。拾った当初は哺乳瓶もうまく咥えられずカテーテル給餌をされていた子が、ミルクを卒業するはずの時期にすっかり哺乳のプロになっていくのを見て、飼い主さんも「もはや全く必要のない能力!」と半分呆れ気味。いっそのことどこまでミルクを飲み続けるのか見てやろうという気持ちにもなっていたそうだが、ある日突然ドライフードに興味を示し、再びミルクを卒業していったという。
お留守番を任されるも、飼い主さんが帰宅すると不満タラタラ
すっかり体調も復活したティチャラくん。初めてのワクチン接種も無事に迎え、ついにお留守番を開始。普段はそんなに鳴く子ではないそうだが、お留守番初日に飼い主さんが仕事から帰ると、ウニャウニャとなんだか文句を言っていたそう。少し拗ねたそんな姿を想像するだけでも、愛らしく思える。


これまでのティチャラくんと飼い主さんは寝床が別で、ティチャラくんはケージの中で就寝。というのも、すくすく成長しているがまだまだ小さい体なので、一緒に寝てもしも下敷きになってしまったら危ないという思いから、夜はケージに入れていたそう。
だが、当時仕事が多忙だった飼い主さんは帰宅してからベッドに着く前に寝落ちしてしまうことが増えてきてしまい、そのまま床で一緒に寝てしまうことも多々あったため、「もうケージ卒業してもいいか」という流れでケージを撤去。ティチャラくんも嬉しかったようで就寝時には飼い主さんにぴったりくっついて喉をゴロゴロ鳴らしながら眠っていたそう。

甘えたがりで寂しがりやな一面もあるティチャラくん。そんな彼の成長を今後も見守っていきたい。
取材・文=鳥本明衣(glass)
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