橋本環奈が多くの作品から愛される理由「私なりに、やる作品には愛情を持って挑みたい」

東京ウォーカー(全国版)

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大事にしているのは、原作への愛情

――橋本さんといえば原作がある作品への出演が多いイメージがありますが、そういった役を演じる際に意識していることはありますか?

【橋本環奈】原作があるものもないものも特に意識はしていなくて、同じように作品に入っています。また、例え原作をまったく知らなかったとしても、お話をいただいてから読んでみていいなと思ったらやるし、思わなかったらやりたくないなと思っています。それこそ今回の「カラダ探し」は原作をおもしろいと思っていて、やらせていただけるなら、ぜひやりたいなという気持ちでした。私なりに、やる作品には愛情を持って挑みたいんです。


――愛情を持てるかどうかが重要なんですね。

【橋本環奈】はい。例えば、映像化するにあたって、原作とまったく同じようにやったら違和感が生じてしまうなど、どうしても変えなければいけないところが出てくることがあります。でも、原作ファンの方たちは小説だったら絵を想像しながら読むし、漫画だと実際に絵を見ているわけですよね。なので、ちょっとズレていると感じることもあると思うんです。もちろんそれを全部すくい上げるのは難しいですが、作品を理解しているかどうかで変わってくる。

原作への愛は形に見えるものではないですが、嫌いなものよりも好きなもののほうがわかっているじゃないですか。原作を好きでいることによってリスペクトを込めて作品に向き合えるので、原作ものに関しては、そこはちゃんとこぼさないように、気に留めて大事にしています。


橋本環奈が“ループ”したいのは…?

――今回の作品では、眞栄田さん演じる高広との胸キュンシーンも見どころです。

【橋本環奈】ストーリーの中でも高広との屋上でのやりとりは最後に繋がるすごく重要なシーンです。陽の関係で撮れる時間がすごく短かったので、郷敦も私も、お互いにすごく集中力を高めて撮影に臨みました。郷敦はすごくまじめな子で、高広という役に対しても真剣に向き合っていたんです。監督とも入念に話している姿を見て、私は私で「ま、大丈夫か!」と(笑)。私が演じた明日香はすごく受動的なので、すべてを受け入れる態勢で、郷敦に身を委ねました。


――たしかに、夕陽が幻想的で印象に残るシーンでした。ちなみに、橋本さんご自身の高校時代を振り返って、印象的な思い出はありますか?

【橋本環奈】文化祭や修学旅行などの行事ごとにはあまり参加できなかったんですが、毎日楽しかったですね。福岡の普通の女子高に通っていたので、東京と福岡を往復する毎日で、今どこにいるんだろう?みたいな時もありました(笑)。

でも、学校に行くと友だちがお弁当を作ってきてくれていたり、アカデミー賞の新人賞を獲った時は誕生日が近かったこともあって黒板に寄せ書きしてお祝いしてくれたり、本当にいい同級生に恵まれました。卒業式にも出られなかったんですけど、予備日に親と友だちが来てくれて。学校帰りにラーメン屋さんに寄ったりプリクラを撮ったり、そういう日常がすごく楽しかったですね。


――素敵な思い出ですね。最後に、明日香たちはカラダ探しが終わるまで同じ日を繰り返しますが、橋本さんがずっとループしたいものを教えてください。

【橋本環奈】お風呂ですかね。休みがあったら日帰りでも行っちゃうくらい温泉が大好きなんです。車の運転も好きだから、箱根とかにさくっと行きます。冬の露天風呂がすごい好きなんです。顔はめっちゃ寒いのに体は温かい、あの感じが好きなので冬は特によく行ってる気がします。アツアツのお風呂に早めの時間から入るのもいいですよね。…なので、休みがループして、ただただ温泉に入り続けられたら最高ですね。

スタイリスト=鈴江英夫/H、HIDEO SUZUE/H
ヘアメイク=森本淳子
撮影=後藤薫
取材・文=あまのさき

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