吉田美月喜「我が家にかなり大きい荷物が…」常盤貴子から届いた段ボールの中身に驚き
東京ウォーカー(全国版)
テレビや漫画が禁止の代わりに海外旅行へ
――ちなみに、吉田さんご自身のお母さまはどんな方なんですか?
【吉田美月喜】この仕事を始めたのが中3の最後ぐらいで、それからはなかなか機会がなくなってしまったんですけど、昔はよく一緒に海外旅行に行ってました。テレビや漫画が禁止という教育方針の家だったんですが、その代わりに、現地で体験をするのはいい経験になるからと、いろいろな国に連れて行ってくれたんです。それはすごく自分の糧になっていると思います。
――例えばどんな国に行ったんでしょう。
【吉田美月喜】トルコのカッパドキアが特に印象に残っています。そこで気球に乗ったことがあって、景色がとてもきれいでしたし、またいつか行きたいなって思います。あとはサンフランシスコも楽しかったです。かわいい家が並んでいる通りがおもしろかったですし、フィッシャーマンズワーフで食べ歩きするのも楽しかったです。

――同世代の人がきっと経験していないようなことばかりですね。
【吉田美月喜】当時はこのお仕事を始めるなんて母も私も思っていなかったけれど、時間がある時にいろいろな経験をさせておきたい、という母の考え方のおかげですね。それこそ、習い事とかも基本的になんでもやらせてくれたので、たくさんやっていました。バレエも長くやっていましたし、テニスにバスケ、あと体幹トレーニングとかも小学生くらいからやってましたね。もうずっと、スポーツばっかりしてました(笑)。
芸能界入りは「今がタイミングなのかな」
――映画の冒頭のシーンで映る背中が、美しいなと思ったのですが、昔からスポーツや体幹トレーニングをやっていたと聞いて納得しました。でも、テレビが禁止の家で育ったそうで、俳優という仕事に最初から興味があったわけではないのかなと思ったのですが。
【吉田美月喜】小さい頃、女優さんではなく、モデルさんに憧れた時期はありました。「かわいい服を着られていいな」みたいな感じで。それで事務所に入りたいなって思ったんですけど、母から「あなたにそういう縁があるなら、きっとチャンスが来るから、今は勉強を頑張りなさい」って言われてやめたことがあったんです。
それから、勉強はあんまりしてなかったんですけど…髪はベリーショートで顔も日焼けで真っ黒!みたいなスポーツ少女になりました。その頃には芸能界に興味があったことなんてまったく忘れていて、まさか自分ができるなんて、という感じだったんですけど、スカウトしてもらって、今がタイミングなのかなって。その時には母も、「やってみたら」って応援してくれました。それから演技レッスンとかをやっていく中で、芝居って楽しい、と思うようになりました。

――きたるべき時がきた、という感じだったんですね。では、これからのことも伺いたいのですが、千夏の「大学は自分の未来を作る場所」というセリフにちなんで、今の吉田さんにとって自分の未来を作る場所はどこか教えてください。
【吉田美月喜】これからもこの仕事を続けていきたいなって思っているので、やっぱり未来を作る場所は現場だと思います。私は現場の雰囲気がすごく好きなんです。自分の知らないことがたくさんあって、いろいろな方と話す機会もたくさんあって、学ぶことがいっぱい。なので、現場をいっぱい経験したいし、多種多様な役をやりたいからオーディションも全力で頑張っています。

――そんな未来の自分の理想像、例えばこういう俳優になりたいというイメージを最後に教えてください。
【吉田美月喜】今回の作品の撮影を通して、常盤さんも前田敦子さんも自分の中に芯がある女性で、かっこいいなって思ったんです。母からも、ずっと昔から「芯のある人になりなさいね」って言われてきていて。だから、そこは自分の人生の中で大事にしたいことです。それに、演じる役によっても新たな発見が毎回あるので、そういうことも通して芯のある魅力的な人になりたいと思います。

写真=後藤薫
取材・文=大谷和美
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