BUDDiiSの森愁斗「ずっと青春がいい」、メンバー全員で挑んだONE N’ ONLY主演作の撮影を振り返る
東京ウォーカー(全国版)
初めてのメンバーとの映画撮影で「怖い人を演じてる姿が新鮮」
――普段、グループとして活動していらっしゃるわけですが、今回お互いの演技を見ていかがでしたか?
【小川史記】本当にアクションがみんなすごくて。僕はアクションはやってないんですけど、見ながら「みんなアクションめっちゃキレイじゃん」と思って。あと、BUDDiiSだと僕がリーダーだし、引っ張っていくみたいな感じなんですけど、『バトルキング!!』の現場だと、僕も含め、撮影現場が初めてだったんですよね。みんなで一緒に初めてのことに臨むっていうのがすごく楽しかったです。あと、みんなの演技も良かったです!ごめん、めっちゃ話、逸れたわ(笑)。
【森愁斗】僕もメンバーが出てる作品を見てる、のではなくて、一緒に作り上げる仲間として出演していた形だから、そこはまた不思議な感覚もあったな、と。他人の演技があってこそ自分の演技もあるので、そこで作り上げていく感じは、同じグループでやっていてもまた違った一面も見れたし、すごくおもしろいな、と思いましたね。

【高尾楓弥】うん、なんかずっと不思議な感じで。
【小川史記】例えば?
【高尾楓弥】怖かったし。
【小川史記】何が怖いの?
【高尾楓弥】山縣一派が結構かましてて。
【小川史記】あー、怖いよね。入ってきたときにオーラあるもん。
【高尾楓弥】僕は一回、山縣一派と対峙するんですけど、監督がよーいスタート!って言ったときから圧が急に強くなるし、僕は僕でよりビビっちゃうんですよね。やっぱり弱いので、龍之介くん。「あっ、これがお芝居なのか」って思いました。

【西田祥】でも、めちゃめちゃ怖い人を演じてるメンバーは結構新鮮で。自分たちが出てない時に撮影を見たりすると、そのスイッチ入ってる瞬間とかが「別人に変わった」ってわかるのはおもしろかったです。仕上がりの映像を見て、本当にちゃんと役に入ってるのが伝わってきたので、すごいなって思いましたね。山縣一派が外で喧嘩を仕掛けてるシーンは、映像越しでも迫力が伝わってきて。
【岡本聖哉】殴り合いの喧嘩をほかのメンバーがやってるのを見てすごいなって思ったし、一緒にやってて迫力がすごく感じられたので、そこも新しい一面ですね。
【野瀬勇馬】アクションシーンとか、外から見てると、当たったりしないかな、ってすごく心配になる。自分がやってるとそんな気にならないんですけど。だから、(大槻)拓也(BUDDiiS)が1回鼻血が出てて、大丈夫かなってハラハラしながら見たり、楓弥と愁斗の階段での対峙シーンも、落ちないかな、大丈夫かな、って。

【小川史記】あそこもハラハラだね。
【高尾楓弥】あのシーン、本当に後ろが崖みたいになっているし、かなり高い場所で。
【小川史記】めっちゃ危ないじゃん。
【高尾楓弥】そうそう。ちゃんと指導していただきながらやったんですけど。
【小川史記】いいよね、あのシーン。見てて泣いちゃいそうだった。
世代がバラバラのBUDDiiSメンバーにとっての青春は?
――『バトルキング!!』では青春ならではのそれぞれの葛藤や友情が見られますが、みなさんにとって青春とは?
【小川史記】僕らは世代がバラバラだからね。ナウ青春と呼ばれる年からするとどうなの?現役高校生は。
【高尾楓弥】最近だと、放課後に友達とごはんに行ったり遊んだりしているのは青春だな、って感じるかな。
【小川史記】アオハルだね。
【高尾楓弥】多分、卒業したら連絡を取って会うんだけど、そうじゃなくて、学校終わりに何も予定を立てずにプラプラ歩いたりするのは、何気ないけどすごく青春だな、って。

【小川史記】いいじゃん。これは僕に限るかもしれないんですけど、思い返すと、何も考えないことが青春だな、と思っていて。それこそ、学生の時にごはんに行くのって何も考えないじゃないですか。そういうことが年齢を重ねた時にすごく青春だったな、って。今は仕事があって、何をしていても考えていることが多い中で、そういう時って何も考えてない。もちろん、考えて行動している人もいると思うんですけど。僕に限って言うと、何も考えないのが青春だな、と感じますね。
――BUDDiiSのメンバー10人が揃うと賑やかだと思うんですけど、そういう時はいかがですか?
【森愁斗】そういう盛り上がった時は、まあ何も考えてないな、とも思います。
【小川史記】確かに。
【森愁斗】やっぱり、カメラがあると何かスイッチが入っちゃう気がして。何気ない会話が一番僕はおもしろいな、と思うし。それでいうと、僕はずっと青春だな、と思っていますね。
【小川史記】おっ。
【森愁斗】仕事が増えて、作品で繋がったりだとか、グループで共演したり、で仲間が増えて新しくいろいろなことに挑戦させていただけている今が一番刺激があると思います。大人になっていって、あの時楽しかったな、青春だったな、と思うじゃないですか。でも、それは何年経ったあとも、結局また同じように思うんだろうな、って。ふと思い返したら、あの時大変だったけど、楽しかったな、青春したな、と思いたいですし、思えるように活動していきたいな、と思っています。僕はずっと青春がいいですね。

【西田祥】結局、青春は思い出した時に初めて青春になるっていうか。
【小川史記】素敵な言葉。いいですね。
【西田祥】思い出すのは、自分の中だとすごく忙しい時期が多くて。リアルタイムでは目の前のことだけに集中していて、そのことしか考えてないような状態でも、それがのちのち、思い出として振り返れるのが一番青春だなと思いますね。

【野瀬勇馬】僕は何かひとつのことに熱中できるのが青春のいいところかな、と。高校生のときはバスケが好きだったので、バスケに青春を捧げていたかな、と思うんですけど、そう考えると、ダンスだったりに夢中になっている今も青春なのかな。
【岡本聖哉】高校時代は3年間ずっと自転車で登校していて。毎日、友達と時間を決めて登校していたので、毎日一緒にいることが青春って捉えるようになっちゃって。そういう意味では、BUDDiiSも毎日一緒にいるので同じなのかも。去年も振り返ってみると、たくさんライブもしたので、それも全部青春の思い出だったな、と思います。
――それでは、最後に映画を観てくださる方にひと言メッセージをお願いします。
【小川史記】勇馬、いこう。
【野瀬勇馬】ストーリーもおもしろいですし、アクションシーンもたくさん練習して挑んだので、普段見られない、いろいろな僕たちを楽しんでください!

ヘアメイク=KANANE・MIKU(PUNCH)
撮影=後藤薫
取材・文=ふくだりょうこ
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