「一石二鳥」という言葉はイギリスからやって来た!意外な外国語由来の言葉30選

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こんにちは。クイズを愛する2児のサラリーマンけんたろ( @kenlife202010 )です。クイズ好きが高じて、日本語や雑学に興味を持つようになり、X(旧Twitter)やVoicyではクイズを中心に言葉の知識や雑学ネタを発信しています。 

こちらでは「言葉にまつわる知識」をテーマに、よくある日本語の間違い、実は知らない身近なモノの名前、漢字、社会人としての言葉、言葉の雑学などをお伝えしていきます。

今回は 「実は外来由来の言葉」 です。

外国語が由来の意外な言葉30選


あなたが日常で使っている言葉の語源が何かご存知ですか?多くは日本語あるいは古くからつながりの深い中国語から生まれた言葉です。ただ、なかにはそういう言葉だと思いきや外来(中国は除く)由来だったのかと驚く言葉があります。

今回はそんな意外な外来由来の言葉を厳選して30個ご紹介します。

サボる
フランス語の“sabotage(サボタージュ)”に由来します。日本では、大正時代に川崎造船所で大争議が起こった際に、当時の大阪朝日新聞記録者であった本多雪堂が社説で用いたのが最初とされています。その後、現在では学校や仕事でずる休みしたり怠けたりすることに用いられるようになりました。

背広
諸説ありますが、代表的なものを2つ紹介します。英語の“civil clothes”(市民服)に由来するという説と、ロンドンの洋服商の町である“Savile Row(サビル・ロー)”に由来するという説があります。

お転婆
諸説ありますが、オランダ語の“ontembaar(オンテンバール)”から来た説があります。意味は「野生の」や「負けん気」などがあり、ここに「お転婆」という漢字が当てられたとされます。一方で、日本語の「てんば」から来た説があり、「てんば」の意味は「粗忽であること」を意味します。

合羽
ポルトガル語の“capa”に由来します。キリシタンの僧侶の法衣など、長くゆったりしたマント状の外套のことです。安土桃山時代ごろに似たものが作られるようになり、明治以降は防寒用のものを「マント」、雨着を「カッパ」と呼ぶようになりました。漢字の「合羽」は当て字です。

台風
アラビア語の“tūfān”または英語の“typhoon”に由来し、これらを音訳したものとされます。ただ、これらの元をさらに辿ると中国語の「大風」にルーツがあったとされます。日本では古くから「野分(のわき)」と言っていましたが、明治以降に「颱風」が一般化し、後に常用漢字の「台風」となりました。ちなみに最大風速に違いはありますが熱帯性低気圧のうち、東経180度より西の北西太平洋や南シナ海で発生したものを「台風」、北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋東部で発生したものを「ハリケーン」、ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋で発生したものを「サイクロン」と呼びます。

タバコ
ポルトガル語の“tabacco”に由来します。16世紀半ばにポルトガル人によって嗜好品として日本にもたらされたからです。もともとの語源はスペイン語で「薬草」を意味する言葉から、もしくは南米にあるトバゴ島からとも言われていますが明らかにはなっていません。

天ぷら
ポルトガル語の“tempero”(調理)に由来する説が有力です。もしくはキリスト教で「天上の日」の祭りを意味し、肉を避けることから魚料理を指すようになったスペイン語及およびイタリア語の“tempora”に由来するという説もあります。

カステラ
ポルトガル語の“pão de Castella(カステーリャ王国のパン)”に由来します。室町時代にポルトガル人によって長崎にもたらされました。「カステイラ」と呼ばれていましたが、後に「カステラ」と呼ぶようになりました。

バッテラ
ポルトガル語で“bateira”は「船」を意味します。幕末明治期に洋式船に備え付けられたボートを「バッテーラ」と呼ぶようになり、さらに鯖鮨の形が船に似ていることから呼ばれるようになりました。

シャリ
サンスクリット語の「シャーリラ」に由来します。意味は人骨のことであり、もともとはお坊さんがお釈迦様の骨のことを「仏舎利(ぶっしゃり)」と呼んでいました。その仏舎利が米粒に似ていたことから米のことを「シャリ」と呼ぶようになりました。また、「ご飯が人骨だなんて…」と思われるかもしれませんが、仏教ではシャリは土に還り、稲などの穀物になり人間を救済し、人間のシャリとなると教えています。

ポン酢
オランダ語の“pons(ポンス)”に由来します。食前酒として飲まれていたものでしたが、日本では果汁の飲み物とされ、その後調味料として使われるようになりました。その流れの中で「ス」には「酢」の漢字が当てられ、さらに濁音化して「ポンズ」と言うようになりました。

金平糖
ポルトガル語の“confeito(砂糖菓子)”に由来します。この音から「コンペイトー」と訳され、「金平糖」という漢字が当てられました。1569年にポルトガルの宣教師ルイス・フロイスによりもたらされ、織田信長に献上されました。

オクラ
英語の “okra”に由来します。アメリカでは19世紀の初めから多く栽培され、日本には幕末期に渡来したとされています。そのためはじめは「アメリカネリ」と呼んでいましたが、現在では英名のオクラが日本名になっています。ちなみに“okra”は西アフリカの言葉でオクラを意味する“nkru”に由来します。

ラムネ
英語の“lemonade(レモネード)”に由来します。レモネードの音がなまり「ラムネ」となりました。1853年にペリーが浦賀に来た際に、米艦上で浦賀奉行と通訳が飲んだのが日本で最初とされます。

ペケ
諸説ありますが、ひとつはマレー語の“pergi(ペッギ)”が訛ったとする説、もうひとつは中国語の“不可(puko)”からとする説があります。江戸時代末期から見られたようで、前者は横浜の居留地から起こったのではとされています。

カルタ
ポルトガル語の“carta”に由来します。16世紀に日本に伝来しました。これも含め、英語の“card”、ドイツ語の“Karte”などはラテン語の“charta(紙)”から出た言葉です。漢字に使われる「骨牌」は中国で勝負事用の骨製の札を意味します。

ピンキリ
「ピンからキリまで」のことですが、「ピン」はポルトガル語の“pinta”に由来します。「点」という意味で、サイコロの一の目を指します。「キリ」については諸説あるようで、ポルトガル語で「十字架」を意味する「クルス」の訛りから来た説があり、十字架の形から十の意味として用いて、「一から十まで(→ピンからキリまで)」としたとされます。別の説としては、日本語の「切りをつける」の「切り」が語源とするものもあります。

ジョウロ
ポルトガル語の“jorro”もしくは“jarra”に由来します。それぞれ意味は「水の噴出」と「水差し」という意味があります。漢字では「如雨露」と書きますが、「雨露の如し」ということで当て字としてはよくできています。

ポシャる
「ダメになる」「おじゃんになる」などの意味。慣用句に「降参する」という意味の「シャッポを脱ぐ」があります。この「シャ」と「ポ」を逆にし、さらに「る」をつけて動詞化した語とされています。シャッポは「帽子」を意味するフランス語の“chapeau”から来ています。明治4年の散髪脱刀令により、ちょんまげがなくなり頭が寂しくなったのか明治洋装のひとつとしてシャッポが流行しました。

ルビ
読むのが難しい漢字の上に振り仮名をつけることを「ルビをふる」と言いますが、この「ルビ」は宝石の名前である“ruby(ルビー)”に由来します。実は英米では活字のサイズによって宝石の名前の愛称がつけられています。古くから日本の公文書など作成の際に使われるルビのサイズは7号と決まっており、そのサイズに近いのが5.5ポイントのフォントであり、このフォントサイズのことを「ルビー」と呼んだためです。ちなみに4.5ポイントを「ダイヤモンド」、5ポイントを「パール」と呼びます。

ミイラ
ポルトガル語の“mirra”もしくはオランダ語の“mirre”に由来します。意味はどちらも「没薬(もつやく)」であり、もともとこれはミイラを作るときに使う薬品の名前でしたが、次第にミイラそのものを意味するようになりました。ちなみに「ミイラ取りがミイラになる」という諺は、最初の「ミイラ」は没薬、最後の「ミイラ」は乾燥死体の意味であり、没薬を探しに行った者が乾燥死体になってしまうということ。

ズボン
フランス語の“jupon(ジュポン)”に由来します。もともとの意味は女性が下半身に履く下着のことで、いわゆるペチコートのことです。それが何故男性の下半身用の衣類を指すようになったのかは謎です。また、この“jupon”はアラビア語の“jubbah(ジュッバ)”が起源とされ、ここからポルトガル語を経由して日本に入ってきたのが和服の下に着る肌着である「襦袢(じゅばん)」です。

チャルメラ
ラーメン屋台で吹かれる縦笛のことですが、ポルトガルの楽器である“charamela(チャラメラ)”に由来します。16世紀ごろに日本に伝来し、いつの間にか、日本で「チャルメラ」と呼ぶようになりました。ちなみにこの楽器はオーボエの源流とも言われています。

カンパ
ロシア語の“kampaniya(カンパニア)”の略語に由来します。もともとは政治的、組織的な、大衆闘争活動を意味します。昭和になり使われ始めました。

いっせーの
何か重たいものなどを持ち上げるときなどに使う掛け声の「いっせーの!」はフランス語の“hisser(イセー)”に由来します。意味は「引き上げる」という意味です。明治時代に日本の海軍がフランス海軍と合同練習をしていたときに、ボートを引き上げる号令に使用したことから定着したそうです。ちなみに地域によってこの掛け声も「いっせーのーで」や「せーの」などさまざまだったりします。

オーエス
綱引きをするときによく「オーエス!オーエス!」と声を掛けます。この「オーエス」はフランス語の“oh hisse”に由来します。“hisse”は旗や帆などを引き揚げるという意味で、海軍または海員を通して一般に広まったとされます。

フレーフレー
英語の“hurrah(フラー)”に由来します。「万歳」を意味し、欧米では何かに勝利したときなどに使われる単語です。「旗を振れー!」から来た言葉だと勘違いしていた人も多いのではないでしょうか?日本で「フレーフレー」と応援するようになったのは大正時代ごろからのようです。

一石二鳥
イギリスの慣用句 “Kill two birds with one stone.”(1つの石で2羽の鳥を殺す)に由来します。似た意味の四字熟語である「一挙両得」は中国由来です。日本では一挙両得が長く使われてきましたが、大正時代にイギリスの慣用句が「一石二鳥」とうまく訳されたためにスッと普及したそうです。

豚に真珠
『新約聖書』の「マタイによる福音書」第七章の「神聖なものを犬に与えてはならない。また、豚に真珠を投げてやるな。彼らはそれを足で踏みつけ、あなたがたに噛みついてくるであろう」というキリストの言葉に由来するもので、これが要約される形で慣用句となりました。

目から鱗が落ちる
『新約聖書』の「使徒行伝」第九章によるもので、イエス・キリストの信者を迫害しようとしたパウロは天からの光で失明するが、キリストの弟子のひとりが来てパウロの体に手を置くと、たちまち目から鱗のようなものが落ちて、元通り見えるようになりました。

いかがだったでしょうか?意外だったものが多かったのではないでしょうか。特に漢字が割り当てられているものは完全に昔から日本語に存在しているものだと思いますよね。また、日本のことわざや故事成語だと思いきや聖書に由来するものなどビックリするものもあります。外来由来ではなくても、あなたの身の回りには語源が答えられないものであふれているのではないでしょうか。気になったものを調べてみると新たな知識との出会いがありますよ。

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