玉城ティナ「主婦の“ふ”が“夫”とか、どっちでもいい」家事の分担は「自分のことは自分でできるようになればいいだけ」
東京ウォーカー(全国版)
玉城ティナが最近刺激を受けたドキュメンタリー映画を語る
――最近刺激を受けた映画やドラマをご紹介いただけますか?
【玉城ティナ】1942年に創立された男女共学の家政学校を取材した『〈主婦〉の学校』というアイスランドのドキュメンタリー映画がすごく見応えありました。学生たちは学校の寮で共同生活を送りながら、あらゆる家事を実践的に学んでいくのですが、在学生や卒業生のインタビューがとても興味深かったです。今の時代、主婦の“ふ”が“夫”でもありますよね。でもそんなのどっちでもよくない?と思ったりするんです(笑)。

――ジェンダーについての問題も描かれているのでしょうか?
【玉城ティナ】いえ、何かの問題を提起しているわけではなく、自立した人生を楽しむための術を身につけていく彼らの話がただただおもしろい作品というか。普段、たとえば夫婦の話題になったときに、“家事の分担”はどっちがどうという話になりがちですよね。
だけどそもそも“自分のことは自分でできるようになればいいだけでは?”と。そういう当たり前のことを思い出させてくれる内容になっているので、ぜひいろいろな世代の方に観ていただきたいです。

――『〈主婦〉の学校』という作品を今初めて知ったのですが、どういったところから情報を得て観る作品をセレクトしていますか?
【玉城ティナ】この作品はたまたま雑誌で知って、気になったので鑑賞しました。普段、映画の情報サイトをチェックして観る作品を決めることもありますが、自分と同じ感性を持った友人や知人が「おもしろいよ」とすすめてくれた作品は間違いないですね。逆に私から友人におすすめの映画を紹介することもありますが、「おもしろかった」と言われるので“やっぱ感性が似ているな”と実感します。
――今後ご一緒してみたい監督や、俳優としてチャレンジしてみたいジャンルを教えていただけますか。
【玉城ティナ】日本で映画を撮っている若い監督とご一緒してみたいです。挑戦してみたいジャンルは、アキ・カウリスマキ監督の『枯れ葉』のような静かな作品。これからも幅広い役柄や作品に挑戦していきたいです。


取材・文=奥村百恵
◆スタイリスト:松居瑠里
◆ヘアメイク:今井貴子
(C) 2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
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