坂東龍汰「声の表現の深さにあらためて気づかされた」頭をフル回転させて挑んだ『ヒックとドラゴン』、ヒックとの共通点は「大自然の中で得た知識や経験」
東京ウォーカー(全国版)
坂東龍汰が語るファンタジー映画『ハリー・ポッター』の魅力

――ファンタジー作品で好きな本やドラマ、映画があれば教えてください。
【坂東龍汰】昔『ハリー・ポッター』シリーズにハマって全作品日本語吹き替え版で鑑賞しました。ファンタジー作品は物語に入りこめるほどの説得力が映像にあるかどうかが肝心で、『ハリー・ポッター』は完璧だと思いました。
美術やセット、CGなどを含め世界観がしっかり作り込まれていることと、俳優の表現力の高さが大きく影響していると思うのですが、観ているだけで“自分は今ホグワーツ魔法魔術学校にいて、ハリーたちと一緒に魔法を学んでいる”と錯覚できるんです。没入感がすごすぎて、観終わってから自作の杖を振っていたこともありました(笑)。
――杖を自作するほどハマっていたのですね!
【坂東龍汰】木を削って杖を作っていましたね。『ハリー・ポッター』は子どもが楽しめるファンタジー作品ですが、大人向けのファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』にも以前ハマっていました。
――『ゲーム・オブ・スローンズ』は最高におもしろいドラマですよね。ただ、王座をめぐる陰謀と策略が渦巻く権力争いを描いたドラマでもあるので、推しができても死んでしまうという悲しい思いをすることが何度かありました(笑)。
【坂東龍汰】確かに、裏切りに裏切りを重ねていく恐ろしい展開が見事な代わりに、主要な人物がどんどん殺されていって“えーーー!!”ってショックを受けることも多かったですよね(笑)。

――ちなみに『ゲーム・オブ・スローンズ』でジョン・スノウを演じたキット・ハリントンは、『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』に登場するエレット役の声の吹き替えを担当していました。
【坂東龍汰】それは知らなかったです。そういえば、本作(日本語吹き替え版)の監督は『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズの吹き替え版を担当された方で、アフレコの現場では監督と『ゲーム・オブ・スローンズ』の話をずっとしていました。あまりにも話が盛り上がりすぎて収録が全然進まないこともありました(笑)。
――ちなみに『ゲーム・オブ・スローンズ』はどういったきっかけでご覧になったのでしょうか?
【坂東龍汰】コロナ禍の自粛期間中に『愛の不時着』『ゲーム・オブ・スローンズ』『ブレイキング・バッド』を一気観したんです。3作品ともカロリー高めな濃いドラマでしたけど、眠るのも忘れて夢中になって完走して。夢のような楽しい2週間でした。
――最後の質問になりますが、再び吹き替えや声優のお仕事をするとしたらどんな役に挑戦してみたいですか?
【坂東龍汰】今回、ちょっと声のトーンを下げて話すだけで同じシーンなのにヒックの見え方がまったく違うなと感じて、声の表現の深さにあらためて気づかされました。その時に、自分の声で遊ぶのが好きなんだと実感したので、たとえば3歳児とか小鳥とか、実写では難しそうな役を演じたらおもしろいんじゃないかなと。もちろん機会があれば人間の役も。幅広くいろいろな役に挑戦できたらいいなと思っています。

取材・文=奥村百恵
◆スタイリスト:李靖華
◆ヘアメイク:後藤泰(OLTA)
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