Kis-My-Ft2・宮田俊哉「本当の仲間って、厳しいことも言い合う仲だと思う」渾身の2作目ラノベに込めたリアルと仲間像
東京ウォーカー(全国版)
「俺、泣いちゃう」ドラマCDの収録現場で感じたアニメ化の片鱗
――執筆活動には、宮田さん自身の経験も重ねられているのでしょうか?
【宮田俊哉】悩みとか葛藤とか、キャラクターたちのセリフには俺の実体験が重なっている部分もあります。
例えば、サムライアーは日本でデビュー後、壁にぶつかってイギリスへ武者修行に行くことを決めます。キスマイは、CDデビューしてわずか18日で東京ドームでライブもしていて、たぶんすごく華やかに見られていたと思うけど、実は、みんなが想像する以上に苦しい思いもしながらそこに立っていたんです。
長い下積みを乗り越えてデビューできても、歌番組に出たら自分より歌もダンスもうまくてスタイルも顔もいい人がめちゃくちゃいっぱいいて。頑張っても、報われても、またとんでもないライバルが現れて、自信をなくしたりもして、それでも自分をスターだと応援してくれる心強い存在がいてくれて…みたいな。サムライアーたちに、同じような悩みや壁へぶつかっていってほしいなって思っていました。
――作中では、仲間同士でシビアな指摘をするシーンも印象的ですね。
カインがサムライアーの課題について、どストレートに言う感じですよね。作中ではもう少し優しく伝える描写にしてもいいかと思ったりもしたんですけど、やっぱり、厳しいことも言い合えることが本当の仲間だと思うところがあって。
例えばライブとかでも、メンバー同士で「あの歌のあの部分、リズム若干遅れてなかった?」「え…マジ?」っていうやりとりみたいな、自分では気付けないことも細かく言い合える仲っていいなと思うんです。
――特典のドラマCDは、前回に続いて伊東健人さん、SnowMan・佐久間大介さん、そして今回新たに内田雄馬さん、武内駿輔さん、斉藤壮馬さんと、豪華なキャストが参加されています。収録はいかがでしたか?
【宮田俊哉】いや~、もう最高です。役者さんは神様です。「タケシの歌は唯一無二、天才」みたいに俺が描いちゃって、誰がタケシ役をできるんだって思ったけど、内田雄馬くんがさらりとやってくれました。武内くんは収録現場でもずっとサングラスをかけてて、それが役のマコトとすごくマッチしてたし、伊東くんと斉藤くんが「サムライアーの音楽ってこんな感じかな」とか話し合う姿もすてきでした。もしも音楽を作れる機会があったら、伊東くんと斉藤くんが作ってくれたりしたら…なんて思ったりもしました。
そして、そんなスーパースター軍団のなかで共演していた佐久間もすごかった。俺のナレーション録りが最後だったから、ずっとみんなの収録を聴いていたんだけど「佐久間はレアルマドリードの中で、ちゃんと互角にサッカーしてる…!」みたいな(笑)。佐久間とは「こういうことができるようになりたい」とか、ごはんを食べながら話したりもするけど、本当に芝居もよくて、ひとりの役者として尊敬できるほどに進化してるのを感じました。佐久間を含めて、役者さんの芝居で十分伝わると感じたから、説明的なナレーションのシナリオを調整して削っていったくらいです。
アニメ化されて、このメンバーでアフレコする姿とかを見られたら、「俺、泣いちゃうぜ」って思いました。楽しみに待っててください!
撮影=八木英里奈
取材・文=笹山真琴
スタイリスト=柴田 圭
ヘアメイク=津谷成花
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
同じまとめの記事をもっと読む
この記事の画像一覧(全5枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約1100カ所の紅葉スポットを見頃情報つきでご紹介!9月下旬からは紅葉名所の色付き情報を毎日更新でお届け。人気ランキングも要チェック!
全国約700カ所のイルミネーションを、エリアやカレンダーから探せる完全ガイド!クリスマスマーケット情報も!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介










