蒔田彩珠、恋愛や性、家族の価値観が変化した“近未来フィクション”『消滅世界』に出演「“私だけかな”と不安になることは多い」
東京ウォーカー(全国版)
――作品を通して、「人間らしさ」や「生きること」について考えたことがあれば教えてください。
【蒔田彩珠】自分にとっての普通や当たり前が、実は他人とは違うかもしれない。そんなことをあらためて考えました。自分の価値観を人に押しつけていないかな、とか。映画を通して、当たり前だと思っていたことを見つめ直すきっかけになりました。
――映画の中で描かれた、同調圧力や「普通であること」について、何か感じることはありますか?
【蒔田彩珠】「これが世の中の流れだから」と押しつけられることって、現実の世界にもありますよね。映画の中の世界も、どこか今の社会と通じている気がします。雨音の子ども時代のシーンは、まさにその象徴だと思いました。
――ご自身も周囲を気にすることはあるのでしょうか?
【蒔田彩珠】好きなものは貫くタイプですが、撮影現場で「これ私だけかな」と不安になることは多いです。朝から元気にあいさつすると「浮いてるかな」って思ったり(笑)。7歳で子役デビューしたので、子どものころから大人に囲まれていた影響もあるかもしれません。空気を読みすぎちゃうところはありますね。
――今後こうした哲学的・社会的な作品とどう向き合いたいですか?
【蒔田彩珠】伝えたいテーマが大きい作品ほど、自分の中でしっかり理解してから臨みたいと思っています。今回もそうでしたが、理解したうえでお芝居をして、観る人に丁寧に伝えていく。それが自分の役割だと思っています。
――理解を深めるためにしていることはありますか?
【蒔田彩珠】原作は必ず読みますし、自分が経験していないことは人に聞くようにしています。例えば出産を経験したことがないので、今回のように子どもが登場する作品では、母に話を聞いたりもしました。そうやって少しでも自分の中に実感を持てるようにしています。
撮影=八木英里奈
取材・文=イワイユウ
ヘアメイク=辻村友貴恵
スタイリスト=小蔵昌子
(C)2025「消滅世界」製作委員会
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
同じまとめの記事をもっと読む
この記事の画像一覧(全12枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約1100カ所の紅葉スポットを見頃情報つきでご紹介!9月下旬からは紅葉名所の色付き情報を毎日更新でお届け。人気ランキングも要チェック!
全国約700カ所のイルミネーションを、エリアやカレンダーから探せる完全ガイド!クリスマスマーケット情報も!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介










