豚骨発祥の地!久留米で絶対ハズせないラーメン店5選
九州ウォーカー
2017年、豚骨ラーメン誕生から80周年を迎え、発祥の地・久留米が改めて注目されている。創業半世紀超えの老舗が今なお存在感を放ち、一杯の価格が比較的手ごろなのも久留米ラーメンの特徴。豚骨を継ぎ足し旨味を重ねた“呼び戻しスープ”にこだわる店や、店の雰囲気も味わいがある“食堂系”、焼きめしが旨い店など、絶対ハズせない5店をご紹介。
JR久留米駅すぐ!「来福軒」で半世紀以上愛される絶品ラーメンをすする

1954(昭和29)年創業の老舗「来福軒」(久留米市城南町)。現在は、久留米ラーメン会会長も務める2代目が厨房に立ち、父から受け継いだ味を守り続ける。「ラーメン」(570円)は豚頭、ゲンコツ、アバラ骨から旨味を抽出。煮込み時間の異なる3つの羽釜のスープを絶妙にブレンドしている。さらに、ラードを一切加えないため、コク深い濃厚さを感じながら、あっさりとした飲み口だ。

秘伝の醤油ダレで炒めた「焼飯」(570円)も必食。豚骨スープでさっぱりと味付けされている。同店のテッパンサイドメニューとして、客の8割が注文する人気ぶり。

また、大将は大手中華料理店での経験を生かし、中華メニューも手がける。八宝菜や酢豚などがそろい、味にも定評がある。昭和の列車をモチーフした店内には、カウンターやテーブル、座敷があり、人数に応じて使い分けができる。
[来福軒] 福岡県久留米市城南町3-14 / 0942-33-7957 / 11:00〜15:00、17:30〜22:00(LO21:30) / 月曜休み
裏路地の隠れた名店「来雷軒」。久留米豚骨のなかでも、よりさっぱり味

裏通りにある穴場的立地ながら、人気上昇中の「来雷軒」(久留米市櫛原町)。営業は11:30〜14:30の3時間のみという、レアな一杯を求め、県内外からラーメンファンが集まる。
「ラーメン」(550円)は豚頭を継ぎ足し煮込む一本炊き製法で、昔ながらの屋台の味を再現。骨の下処理や、アク抜きを丁寧に行うため、臭みがなく、豚骨由来の旨味とコクが際立つ。女性も食べやすいようにと、油分を抑えたスープ、短めの特注麺で作る。

国産豚のバラチャーシューがたっぷりのった「チャーシューメン」もある。店はJR久留米駅から東に進み、商工会議所前交差点から路地裏に入った先。
[来雷軒] 福岡県久留米市櫛原町31 / なし / 11:30〜14:30(LO) / 日曜、祝日休み
主役のラーメンに寄り添うような“白い焼きめし”。甘味系豚骨との相性も抜群!「くいよい軒」

1979(昭和54)年に創業し、若き2代目が暖簾を守る「くいよい軒」(久留米市国分町)。先代の引退を機に数年前、現店舗へ移転リニューアル。旨さと人気は健在だ。

「ラーメン(並)」(500円)のスープは、羽釜で豚骨を継ぎ足し、煮込み続ける呼び戻し製法。豚骨100%でどっしりとした旨味や、まろやかさもしっかり感じる。また、骨粉を丁寧にこすことで生まれる、なめらかな口当たりも好評。

ラーメンと並び、根強い人気を誇るのが「焼きめし」(500円)。味付けは醤油を使わず、塩を主体としたオリジナル調味料のみで、“白い”のが特徴。シンプルながら、タマネギなど具材の甘味がしっかりと感じられる。ラーメンとの黄金コンビでぜひ味わってほしい。
[くいよい軒] 福岡県久留米市国分町1197-5 / 0942-22-2575 / 11:00〜16:00、17:30〜22:00(LO21:45)、日曜夜は〜21:00(LO) / 水曜休み(祝日の場合翌日)
とろ~り山イモが存在感を放つ激ウマ豚骨「大栄ラーメン」

長年、久留米っ子を虜にし続ける人気店「大栄ラーメン」(久留米市東町)。ラーメンは、強火で炊き込む濃厚な呼び戻し豚骨に、豚脂の揚げ玉“カリカリ”がのる王道の一杯。平網による湯切りなど昔ながらの道具、製法にこだわり、その味わいは創業以来変わらない。
名物は「山かけラーメン」(700円)。トロトロの山イモが甘味のあるスープに溶け出し、まろやかさを添える。またストレート麺と絡み、ツルッとした喉越しもグッド!
「大栄ホルモン」(490円)、「大栄とん足」(380円)など単品メニューも豊富にあり、ちょい呑み処として利用する客も多い。
[大栄ラーメン] 福岡県久留米市東町30-25 / 0942-39-3977 / 11:30〜14:30、17:30〜21:30(LO21:00) / 水曜休み(祝日の場合営業)
スゥ〜と豚骨が染みる!飽きのこない食堂系ラーメン「沖食堂」

久留米ラーメンを語るうえで欠かせない“食堂系ラーメン”。その代表格とも言えるのが「沖食堂」(久留米市篠山町)だ。長年、久留米っ子に親しまれる「ラーメン」は、一杯500円と日常使いできる手ごろな値段。
また、スープも特徴的。1955(昭和30)年の創業から製法を変えず、ほんのりとした甘さと塩気をバランス良く仕上げる。飲み干せるほどさっぱりとして、何度食べても飽きがこない。替え玉はないので、たくさん食べたい人は「大盛りラーメン」(600円)を注文しよう。
和風ダシの「支那うどん」(500円)もおすすめ。10:00〜15:30のみの営業で、学生、家族連れなどで満席状態が続くため、順番待ち覚悟で挑もう。
[沖食堂] 福岡県久留米市篠山町330 / 0942-32-7508 / 10:00〜15:30(LO) / 日曜、祝日休み
上村敏行
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