味噌煮込みうどんは三種の神器で食べるべし!山本屋総本家が作るホンモノの味とは!?
東海ウォーカー
味噌文化がじっくり染み付いた街、名古屋。味噌煮込うどんは「なごやめし」の重鎮とも呼べる存在だ。歴史ある味噌煮込みうどん店の1つである「山本屋総本家」に注目。その歴史やあらゆるこだわりを紐解いていこう。
大正14年から続く味噌煮込みうどんの原点
1925(大正14)年に大須で創業した味噌煮込みうどん店。現在は名古屋の代表的ショッピング街である栄に本家を構える。夜遊びスポットも多いプリンセス大通りの入口のとなりにあり、長く地元住民にも愛される味噌煮込みうどんの「原点」と呼べる老舗だ。



独特の硬さのヒミツ
味噌煮込みうどんの麺は、一般的なものとは異なり独特の硬さが特徴。山本屋総本家のうどん麺は、国産小麦粉100%と水のみで作られ、塩不使用のため噛み応えある麺に仕上がる。ちなみに、生のうどんをそのまま煮るのが「煮込みうどん」で、ゆでてから煮るのは「鍋やきうどん」である。
受け継がれてきた味噌煮込うどんができるまで
うどんとハーモニーを奏でる味噌のスープにもたくさんのこだわりが詰まる。かつおやしいたけ、昆布を合わせたダシに、愛知県岡崎市の老舗・カクキューの八丁味噌と白味噌をブレンド。なお、打粉に使用するそば粉が、スープにとろみをもたらし味噌の苦味を和らげる役割を担う。

正しい味噌煮込みうどんの食べ方
グツグツと沸騰している味噌煮込みうどんは、蓋を取り皿として使うのが基本だ。汁飛び防止のためにも、土鍋の横に蓋を持ってきて斜めに滑らせるように入れるのがオススメ。汁飛び防止用のエプロンも用意されているのでご安心を。出来上がる直前に入る卵は、余熱で固まる。半熟のまま土鍋の中でくずしたり、最後に一口で食べたりお好みで楽しもう。

山本屋総本家の「三種の神器」
山本屋総本家のこだわりは食材だけにあらず。「三種の神器」とも呼べる土鍋や箸、薬味入れは創業以来引き継がれてきたものにも注目しよう。
その1: 土鍋
信楽焼の土鍋は遠赤外線効果がある。蓋には穴が空いていないので保温性に優れていて冷めにくい。

その2: 太箸
見た目にもその太さがわかる箸は、1cm角で桧製。一見すると掴みにくそうだが、うどんが滑りにくくて掴みやすい。

その3: 薬味入れ
そして、ずば抜けたインパクトを持つのが薬味入れ。築100年を超える古民家の天井に使われていた竹を切り出し、燻って作られたものだ。節を境に一味と七味にわかれており、両手で抱えるようにしてかけるのがポイントだ。

いずれも趣たっぷりでインスタ映え必至。箸も薬味入れはこの本家でしかお目にかかれないアイテムだ。
定番の味噌煮込みうどん以外にも違った味を楽しみたい人には、名鉄百貨店やJRセントラルタワーズなど名古屋駅エリアの店舗を訪れてみよう。天ぷら付煮込うどん (2212円※名鉄店で提供) や、平日限定のセットメニューもあるのでオススメ。歴史ある山本屋総本家へ是非行ってみよう!
桑山 栞
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