映画『未来のミライ』出演の上白石萌歌「のたうちまわるシーンが楽しい」
東京ウォーカー(全国版)
映画『バケモノの子』や『おおかみこどもの雨と雪』など、数々の傑作を世に送り出してきた細田守監督の最新作『未来のミライ』の映画公開を記念して、主人公・くんちゃんの声を担当した女優・上白石萌歌とのトークショー&読み聞かせイベントが、神奈川・有隣堂横浜駅西口ジョイナス店で開催された。
本作は、生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われた少年・くんちゃんが、未来からやってきた妹・ミライちゃんや幼いころの母など、時空を超えて家族との出会いを果たしていく物語。
会場に登場した細田監督は、作品について「小さい子たちと一緒に暮らすような作品は、もっとあったほうが良いと思っています。子供たちにとって兄弟ができるという出来事を大きな出来事として描きました」と答え、上白石は「劇場に行くと、この映画が流れていることがすごく不思議な感覚です。初日の舞台挨拶を終えて、やっとみなさんに届いたんだなと思うとうれしい」と笑顔で語った。
作品を作る中で一番楽しかったことを聞かれると「くんちゃんを描いている時が一番楽しかったです。やっぱりこんな幼い子供が主人公の映画を作る機会はあまりないので」と細田監督が告白。一方、上白石は「怒って床にのたうちまわるシーンがやっていて楽しかったです」と驚きのコメントで会場を沸かせた。
その後、会場に映画の主人公・くんちゃんが着ぐるみで登場すると、作中で出てきた「オニババとヒゲ」(著:tupera tupera・細田守)のシーンを上白石が声で再現する場面があり、子供たちが夢中で聞き入る一幕も。さらに、「はじめてのおつかい」(著:筒井頼子)の読み聞かせも行い、子供たちを喜ばせた。
最後に、上白石は「子育て中のお父さんお母さんに、共感して頂ける作品になっていますので、ぜひ足を運んでいただけるとうれしいです」とアピールした。
なお、作中に出てくる絵本「オニババ対ヒゲ」(税別1500円)は実際に発売されているので、興味のある方はそちらもチェックしてみよう。
永田正雄
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